5/4(月)~5/6(水)は、阪神甲子園球場にドラゴンズを迎えての3連戦。
5月最初の甲子園で結果を残しチームに勢いをつける!
気になるドラゴンズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
前回カードのドラゴンズ戦は、敵地・ナゴヤドームでの3連戦だった。
初戦は敗れたものの、先発・岩田が7回2失点と好投すると、女房役の梅野に先制となる今季初本塁打が飛び出すなど、バッテリーの活躍が光った試合だった。
2戦目は先制点を許すも、8回には鳥谷が同点となる二塁打を放つ。その後は惜しくも敗れたが、先発・岩本が本塁打の1点のみに抑えるなど、投手陣は持ち味を発揮していた。
3戦目は初回からタイガース打線が爆発する。プレーボール直後から四球を挟む5連打で4点を先制すると、救援陣が一人の走者も許さないピッチングを披露。最後は呉昇桓が3者連続三振で締め、2番手・金田に今季初勝利をプレゼントした。
このカードでは1勝2敗と負け越したものの、開幕3連戦では3連勝しており、決して相性の悪い相手ではない。5月を実のある期間にするためにも、この月最初の甲子園でいい結果を残し、チームも乗っていきたいところだ。
決して高くなかった前評判を覆し、上位争いに名を連ねるドラゴンズ。その要因は今季セ・リーグトップのチーム打率.268を残している打撃陣の好調さにある。となれば、このカードではタイガースが誇る不動の守護神・呉昇桓に注目したい。
最強ストッパーが今季狙うのは、背番号22の先輩でもある藤川球児でさえも成し得なかった2年連続となるセーブ王の獲得だ。火の玉ストレートに負けず劣らずの石直球を武器に、試合の最後を締めくくる絶対的な守護神だが、その存在感は本拠地・甲子園でさらに輝きを増す。
昨季のホーム球場における抑え投手の成績を比べてみると、呉昇桓はリーグトップの防御率1.63を誇る。これは甲子園の大声援を背に受けて投げているからに他ならないだろう。ホーム球場の地の利を最大限に生かしているのだろう。
リードした場面で、味方から最後のバトンを渡される呉昇桓。最終回に聖地のマウンドに上がり、その右腕から放たれる剛球が、今日もチームを勝利に導く。
※文章中のデータは2015年4月26日終了時点
順位 | 投手名 | チーム | 防御率 | セーブ |
---|---|---|---|---|
1 | 呉 昇桓 | 阪神 | 1.63 | 18 |
2 | ミコライオ | 広島 | 2.10 | 15 |
3 | 三上 朋也 | DeNA | 2.29 | 9 |
4 | バーネット | ヤクルト | 3.32 | 7 |
5 | マシソン | 巨人 | 3.78 | 17 |
6 | 岩瀬 仁紀 | 中日 | 4.32 | 9 |
※データは2015年4月26日終了時点
※各球団のセーブ数トップの選手を対象