Belive in Tigers 執念

DATA

DeNAvs 横浜DeNAベイスターズ戦
9/26,27

逆転CSへ最後の14連戦がスタート
お得意様・DeNAに連勝なるか

 セ・リーグで最も多い14試合を残しているとはいえ、阪神は苦境に立たされている。CS圏内の3位・巨人に2.5ゲーム差。さらにセットアッパーの藤川が、右肘痛で戦列を離れてしまった。金本監督は「最後は間に合うんじゃないかな」とシーズン最終盤で復帰できると想定。貴重な戦力を欠いたまま、26日のDeNA(甲子園)から14連戦がスタートする。
 11個の借金を抱えている一方で、DeNAには15勝6敗と大きく勝ち越している。2ゲーム差を追うものの、相性は何よりの好相性。2連戦で2連勝すれば、Aクラス入りへの視界は一気に開ける。先発は岩田。8月19日のヤクルト戦(神宮)以来、約1ヶ月ぶりの一軍マウンドだ。今季は4試合で3敗と勝ち星がなく、6月28日のDeNA戦(横浜)では5回2/3を1失点と好投。「しっかりと投げることが一番じゃないかなと思います」と静かに口を開いた。
 野手では右太ももの張りを訴えていた福留が23、24日の巨人戦(甲子園)で2試合連続でスタメン出場し、糸井とともに打線に大きな柱が戻った。9月は打率3割8分6厘、8本塁打と好調の大山、陽川らの奮起も欠かせない。
 代打の切り札を務めてきた原口も離脱したが、エース・メッセンジャーの復帰にもメドが立つなど、暗い話題ばかりではない。まずはお得意様から白星をいただき、逆転CSへ道を切り開く。

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