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春季キャンプコラム

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2018.2.05
ロサリオに仰天!

2月1日(木)~4日(日) キャンプ第1クール

待ちに待ったキャンプ開始だった。13年ぶりリーグ優勝の期待が膨らむ猛虎は、元気なスタートダッシュ!新戦力も次々ベールを脱いだ第1クールを振り返る。

確変の予感

それは闘将への黙祷から始まった。2018年2月1日(木)半旗が掲げられた『かりゆしホテルズ・ボールパーク宜野座』での歓迎セレモニー冒頭、静かに目を閉じて故星野仙一元監督へ今季の健闘を誓った猛虎ナイン。ユニフォームを一新したタテジマ戦士たちが、輝かしいシーズンにするべく、その第一歩を踏み出した。

初日のブルペンでは、プロ6年目の藤浪晋太郎投手が気合いを込めて63球を投げ込んだ。「身体がしっかりして来た。特に下半身のどっしり感。(持て余していた)長い手足を(今は)思うように扱えてるのかな?という印象」を受けた金本知憲監督。「左右のブレがあまり無くてほぼベース付近で…今までみたいな引っ掛けたり、抜けが酷かったりという印象は今日はなかった」と及第点を与える。「本当2年間、不甲斐ない成績を自覚してると思うし、今年に懸ける気持ち」が指揮官にはビンビン伝わってきた。

注目の新外国人もフリー打撃で14本の柵越えを放つなど、大砲の片鱗を感じさせる内容を見せた。ウィリン・ロサリオ内野手が言う。「今の状態は75~80%位。時差の関係でまだ上手く寝られない。しっかり練習して眠れるようになれば、打球も変わると思うよ!」

金本監督も4番候補に大きな期待を込めた。「パンチもあるし、右の方へ上手く打つ力も。非常にアジャストしていく能力というか、多少追い込まれても、バットに当てる事は出来そうな感じがする。…(本塁打数は)第一印象25から30位ちゃう?スイングの速さ、振る力というのがあるから。慣れて来たら打つだろうな、というのが感じられるよね」と目を細める。「(腕の使い方が)柔らかい。インパクトまでコンパクトに出て来て、そこからフォローは大きく、という感じの」打法に目を細める。

充実の安芸

今季から矢野燿大監督が率いるファームは、高知県安芸市で鍛える。馬場以外の新人投手はここからのスタート。ドラフト2位・髙橋遥や、5位・谷川も早速ブルペン入りして、新鮮な空気を送っていた。

ファームとはいえ、榎田・岡﨑・上本・森越・今成・伊藤隼ら一軍での実績十分な中堅・ベテラン勢も多く顔を揃えるハイレベルな陣容だ。チーム方針で宜野座に若手を相当数行かせている為だが、逆にこれら中堅メンバーの力量は把握済み。シーズンになれば必ず戦力として必要とされる面々だけに、そこは個人個人のペースで調整してもらえれば良い訳である。

ファンを大切に!とナインに呼びかける矢野監督は、早速キャンプ初日からサイン入りのカードを自ら配布して率先垂範。練習を終えた上本もファンからの求めに応じて即席サイン会を開いている。

最初のMVPは?

宜野座3日目には、投手陣が打撃投手を務めるフリー打撃で2年目の大山悠輔内野手が、「まだ6~7割の力」という左腕・岩貞相手に直球だけとはいえ3本塁打を含むヒット性の打球を次々に飛ばして進化を感じさせた。「まだ対応は出来てない。捉えた!と思っても詰まっている打球もある」と話す大山だが、感触は上々だ。

4日(日)第1クール最終日には、キャンプ最初の日曜日とあって地元沖縄の小学生を対象に野球教室が開催された。金本監督も即席サイン会を開いてファンサービスに務めるなど、『ファンあってのプロ野球』を地で行く休日前のひと時となった。子供たちと心からの笑顔で接するナインには、自信の表情が浮かぶ。

「思った以上に選手が動けているし、しっかりこのシーズンオフを過ごして来てくれた」という印象を受けた金本知憲監督。「投は秋山とか岩貞も良くなってたし、小野。あと藤浪ですね。かなりまとまってきてる感じがする。打は大山、中谷。髙山も良くなってるし、ルーキーの島田。これも面白い。将来かなり可能性のある選手」と最初のクールを総括している。

第1クールのMVPには、中谷の名を上げた。「(オフに)こちらから出したテーマをきっちり自分のものにして…本当に打つ形っていうか、バランス・リズムと凄く良くなってるんで一番期待出来ますね。あっ、一番は大山でした(笑)」とジョークを交えながら絶賛。「前足をしっかり固定してスイングした時に後ろ足(軸足)が自然と綺麗に回る事」を絶対忘れないでやっておけという事と、しっかりバットを振った上で右方向へ強い打球を飛ばす事の2点をクリアして来た若虎の姿に満足そうな笑みを浮かべている。

手応えは十分過ぎる程の滑り出し。今年こそ!の思いは、膨らむばかりだ。