- 取締役社長の交代について
- 2015年10月30日 更新
30日(金)、四藤慶一郎(現・専務取締役)が、平成27年11月1日付けで取締役社長に就任することが決まりましたのでお知らせします。
なお、取締役社長である南信男は、同日をもって取締役社長を辞任のうえ、当球団の顧問に就任いたします。
以下会見コメント
南信男取締役社長より退任の挨拶
すでに報道されておりますが、本日の取締役会にて正式に11月1日付けでの社長の交代が決定いたしました。
2007年6月から8年4か月間、シーズンで足掛け9年間、社長を務めさせてもらいまして、あっという間でしたが皆様にも大変お世話になり有難うございました。この場を借りましてお礼を申し上げます。
四藤慶一郎専務取締役(新球団社長)より
南の後を受けまして社長に就任することになりました。80周年のシーズンを終えましてその節目に社長に就任することになり、身の引き締まる思いでございます。誠心誠意社長の仕事に向かっていきたいと思います。
2009年4月に入団いたしまして、総務、広報、また連盟関係の仕事もしてまいりました。そういう内からと外からと球団を見てきた経験を活かして、幅広い視野で球団経営を行っていきたいと思っております。
私の役割は、前任の社長と同じく、強いチーム作り、球団の営業強化。チーム作りについては、これまでの球団本部に磨きを掛けていくことだと思っております。
また、営業面ではファンのニーズのアンテナの感度を上げて、マーケティング的にもしっかり対応していきたいと思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
南取締役社長へ質問
―球団社長交代の経緯は?
真弓、岡田、和田と3人の監督とタッグを組んでやってきまして、昨年あたりから、和田監督が退任する際は自分も身を引こうという気持ちでずっとやってきておりました。昨年は続投ということになりましたが、今シーズンも9月中旬まで優勝争いをしながら残念な結果に終わってしまい、和田監督も退任という形になりまして、多くのコーチ陣も退団となりました。そこで金本新監督を迎え、チームを大きく改革してムードを変えて行こうと彼も常々言っておりますが、私もその通りだと思いますし、チームだけではなくフロントも一新して、タッグを組んで新しいチーム作り、改革に取り組んでいってほしいという気持ちもあって、社長の交代をお願いしたところです。
―今後タイガースに期待することは?
ここ数年、シーズン終盤に失速するという非常に物足りない結果に終わっておりますので、それとは逆に、シーズン終盤に掛けて心身ともにタフなチームになって欲しいというのが希望です。期待しております。
―四藤新球団社長へ一言
彼も球団に来て7年目で経験豊富ですし、チームの方でも連盟担当、広報部長としてその間もやっておりますし、チームの内部のことも手に取るようわかる状態だと思います。
これからは本当にチーム変えようということですので、新監督、新コーチとタッグを組んで一緒に前に進んで欲しいと思います。
四藤専務取締役(新球団社長)へ質問
―新球団社長になられるお気持ちは?
球団社長というのは大きな責任ですので、自分でいいのかという自問自答もしておりますが、やはりやりがいのある仕事ですので、前向きに「よしやってやろう」という強い気持ちが今の心境です。
―どのような形でチーム戦力の整備に携わって行きたいですか?
球団本部制という中で戦力の整備、バランスの取れた、生え抜きと外部の戦力、ベテランと若手のバランスですね。今は過渡期というところで、ベテランや補強戦力に頼っていますが、ある程度時間がかかってもバランスの取れたチーム編成を整えていきたいです。真剣勝負の世界ですし、リーグ優勝、日本一を目指してフロントも一丸となって進めていきたいと思います。
―現状の案は?
来季以降については金本監督と進めていくところです。補強ポイントは明確になっていますので、意見を聞きながら、相談しながら、FAの日程や外国人補強の日程などが迫っていますが、日程の中で進めていきます。
―金本監督も選手、監督、フロントが一体となってとおっしゃっていましたが。
金本監督もチーム状況の難しいところで大きな決心をして就任してもらいました。戦力的に過渡期であり、舵取りは難しいところだとは思いますが、我々としては協力体制をしっかり敷いて、全面的にバックアップしてやっていきたいと考えています。
―決意表明をお願いします。
ある程度時間はかかると思いますが、常に優勝争いをするチーム作りを着実にやっていく。そして、真剣勝負の世界ですから来季のリーグ優勝と日本一を目指して頑張っていく。誠心誠意やっていきます。
坂井オーナーコメント
南社長には、2007年から足掛け9年の長きにわたり、球団経営の発展に貢献してもらいました。
常に優勝争いをするチームづくりに取り組み、この間、上位の成績を多く確保してファンの皆様の期待に応えるとともに、プロ野球を取り巻く厳しい市場環境の中、ファンクラブやファンサービスの拡充に取り組み営業部門の強化に努めてもらいました。
今後は、顧問として、球団経営をサポートしてもらいます。
社長に昇任する四藤専務は、これまで総務、広報を担当する立場から球団経営を見てきておりますし、入団以来、連盟関係を担当し球界の事情にも通じておりますので、環境変化に対応した球団経営に努めることを期待しています。
ファンの皆様と関係者の皆様には、引き続きよろしくご支援・ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。