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各界からエール「ガォー!応援隊!!」

5月 第3回
月亭八光さん(全5回)

芸能界をはじめ各界のタイガースファンにご登場いただき、タイガースへの熱い想いを語っていただく「みんなでガオー!応援隊」。
今月はさまざまなテレビや舞台などで幅広く活躍する上方落語家・月亭八光さんにご登場いただきました。今日はその第3回目をお届けします。

八光さん

Q:昨年、「超変革」をスローガンに改革を進めた阪神タイガースを見ていてどう思われましたか?

八光:昨年に関しては、金本(知憲)新監督のもとで一からチームを作るということを大前提に見ていたので、最初から順位がどうとか僕は一切気にもしていなかったです。それこそシーズンの出だしとかは一瞬、オッ!!?と思いましたけど、途中から失速したわけですし。でもこれは悔しいとかではなく、厳しい期間を乗り越えたからこそ今年の2017年、もしくは来年に繋がるようなチーム構成にできあがっている気がするんですよね。
ファームも掛布監督になってからいい選手が出てくるようになりましたよね。実力はもちろんあったと思いますけど、いきなりスタメンで起用されて活躍した原口(文仁)選手も特に注目されている選手じゃなかったじゃないですか。個人的には、そんなふうに今まで出てきてなかった選手や若手を起用することはベテランの刺激にもなるし、逆にちょっとリラックスできる環境を作ってるんとちゃうかなと思うんですよ。双方を争わすのではなく若手の頑張りがあるから、ここぞという時にベテランが気を吐く。ベテランの一発で、ゲームの流れをガラリと変えていく。もちろん投手陣はしっかりしてもらわなあきませんが、打つほうの若手がうまいこと今年、来年で育って行けばこの先かなり面白くなると思うんですよね。同じく若手の藤浪投手あたりが堂々としたピッチングをして、ほかの若手を引っ張っていくチーム体制を作ることが今後の課題と思います。

Q:若手とベテランがうまく嚙み合うことが重要ということでしょうか?

八光:僕が所属する吉本興業がお手本になるんじゃないかって思うんです。普段あまりにも近すぎて新喜劇を見に行くことはなかったんですけど、最近、めちゃくちゃ面白いっていう評判をよく聞いたので、いくつかの公演を連続して見に行ったら、ホンマにすごかったんですよ。小籔(千豊)さんや川端(泰史)さん、すっちー(須知裕雅)あたりのベテランがぐーんと芝居を回して、僕らでも名前を知らないような若手がボケて笑いをかっさらって、抜群のタイミングで桑原(和夫)師匠とかの大ベテランが出てきて往年の誰もが知ってるギャグを言って、客席がうわーって盛り上がる。この見事な連携は、まさしく僕が思い描く阪神の近い未来の姿。仕事の内容は違うけど、僕はタイガースに吉本新喜劇みたいなチームになってほしいなと思っているんです。新喜劇の改革は去年に終わってますんで、阪神も今年に改革を終わらせて、これからの長い不動の時代を突き進んでほしい。僕が初めて出会った時のタイガースに戻るっていうのは、今年からかなあと思いますね。

八光さん

Q:「超変革」を引き継ぎながら「挑む」という今年のチームスローガンにぴったりですね

八光:去年、じっくり見させてもらっていたので、もうカタチは出来上がっていると思っているんですよ。今年はそれを固定していくシーズンやから、金本監督にはぜひとも参考の一つに改革を終えて生まれ変わった吉本新喜劇を見に来てもらいたい。今の時代、日本では団塊の世代がまだまだ現役でバリバリやってらっしゃいますよね。年齢はみんなもう70歳前ですけど、元気でどこの業界でも発言力を持って活躍されている。そんな世の中で、若手とベテランがうまく連携する改革が終わっているのはIT企業と新喜劇だけだと思います(笑)。これに続く第三弾がタイガースになってほしい。むしろ僕は、阪神だけではなくて今の新喜劇を全てのジャンルの方々に見に来てほしいと思っています。

さすが、八光さんの思う今季の課題は考えさせられる部分が大きかったですね。世代交代した吉本新喜劇もぜひ見に行きたいと思いました。次週は八光さんが期待する選手などについてお伺いします。お楽しみに。

第4回の更新は5月22日(月)。お楽しみに!

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