- 7月 第3回
- 矢井田瞳さん(全5回)
芸能界をはじめ各界のタイガースファンにご登場いただき、タイガースへの熱い想いを語っていただく「みんなでガオー!応援隊」。今月は大阪府豊中市ご出身“ヤイコ”の愛称で親しまれるミュージシャン、矢井田瞳さんにご登場いただきました。今日はその第3回目をお届けします。
Q:地元開幕戦・京セラドーム大阪でご登場いただいた国家独唱と始球式のご感想は?
矢井田:国家独唱は本当に音楽人生の中で初めての経験でしたし、それに加えて始球式っていうびっくりするような大舞台があって、ダブルで二大緊張が1日できた!みたいな感じでした。めちゃめちゃ緊張しすぎて、ちょっと記憶があいまいになっちゃってます(笑)。
Q:ご自分の始球式を振り返られてどうでしたか?
矢井田:始球式のお仕事をいただいてから、本番に向けて二ヶ月くらい前からずっと練習していたんですよ。内容としては、まずはボールを投げてみよう!って投げたら本当に“ザ・女の子投げ”みたいな感じになっちゃって。硬式ボールは初めて触ったくらいだったので、実際に投げてみたら小学生かってくらいに5メートルほどしか投げられませんでした。それが悔しくて、まわりの野球経験者の方に声をかけていろいろ教えていただきました。練習のフォームとかも、家ではガラスに映る自分の姿を見ながら、バスタオルを使ってシャドウピッチングをしたり、肩を作るところから挑みました。その甲斐あって始球式当日は、ノーバンで投げることができたけど、ストライクが取れなかったのでちょっと悔しさも残っています。
Q:男性でもストライクを取るのは難しいので、上出来だと思いますよ
矢井田:一応、キャッチャーミットには届きましたよね。すごい燃えちゃっていたので、もう始球式の一週間前とかは毎日、ピッチングを一緒にしてくれる友達を探していました。最終的には、近所の子供とかにもちょっと付き合ってくれへんかってお願いしてキャッチボールの相手をしてもらっていました(笑)。そんな甲斐もあって、ボールがミットに届いた瞬間には「おー」って歓声をいただきました。以前、大阪ドーム(現・京セラドーム大阪)で音楽ライブをさせて頂いた時があったんですけど、その時の歓声とはまた全然違ったのですごく印象に残っています。
Q:地元開幕戦への出演が決まって、ものすごく努力されたんですね。
矢井田:頑張りました!でもね、小学2年生の娘も私の練習に付き合ってくれていたんですけど、六甲おろしの三番までの楽曲も振りかぶって投げる投球動作も娘のほうが先に覚えちゃいました(笑)。せっかく覚えたから、いつか娘と一緒に野球場に行ってタイガースの応援をしたいと思っています。
ボールがキャッチャーミットに届いた裏側には、人知れない努力が隠されていたんですね。次週は、女性である矢井田さんから見た野球というスポーツなどについてお聞きします。
第4回の更新は7月24日(月)。お楽しみに!