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真弓明信監督就任会見
8年10月28日 更新
阪神タイガースは27日、大阪市内のホテルにおいて、真弓明信監督の就任会見をおこないました。自身初めての監督就任となった真弓監督は「野球は守りの野球、守れるチームが日本一を狙える」と堅実なチーム作りを誓い、また「誠心誠意」という言葉に新監督としての決意を表していました。



■真弓監督のコメント(会見より)

このたび長い歴史と伝統のある阪神タイガースの31代目の監督に就任いたしました真弓明信です。誠心誠意つとめていきたいと思います。ご声援よろしくお願いいたします。
―心境は?
タイガースに帰ってきたな、という気持ちでいっぱいです。背番号は一応72ということになっています。プロに入った時「2」をつけてて、ユニホームを脱ぐときが「7」だったので、あわして「72」です。リクエスト?そうです。
―はじめての監督業について。
経験の無いことですので、大変だなぁと。また周りの期待が大きいのも感じてるので、頑張りたいと思います。(自分の中での理想の監督像は)やっぱり、稲尾さんが一番でしょうか。ただ、これはチーム状態もあるので、理想像というのは中々決まらないですね。
―就任決定までに迷いは?
今年こういうお話があるのは予想もしなかったが、ここ何年かはタイガースの力になりたい気持ちがあったので、話があったときは、微弱だが力になりたいと思った。相談は誰にもしなかったですね。(家族には)迷惑かかると思うので、心配している。シーズンに入れば機嫌が悪くなるころもあるので協力してもらう。


―チームの現状について。
82勝という成績なんで優勝してもいい成績。野球として間違ってない。戦力も整いつつあるので、優勝争いができる、そうはっきり言えるチームです。(評論家として)バックネット裏から見せてもらったが、野球は守りの野球が確実で、守れるチームが日本一を狙えるチームじゃないかなと。しっかりチームづくりはできてるのではと。あとはプラスアルファがあればいいなと。41歳トリオ?41歳は野球選手としてそろそろかなと思う年齢ではあるが、まだまだ成績の伸びている選手もいるので。ただこれから何年もできるわけではない。それまでに若い人がしっかり出てきて欲しいなと思う。前年度少し若手が伸びていたのがあって、今年も期待したが、今年はなかなか出てこなかった。もう一度鍛えなおして。名前?あえてここでは言いません。
―ドラフト、FAなど補強は?
戦力補強、ドラフトに関しては監督(要請)の話の前に煮詰まっていた話もあるので、話は聞いているがお任せしようと。FAではできれば頼りになる戦力になる選手は獲って欲しいですね。ポジション?特にピッチャーかなと。
―どんな野球を?
優勝した'85年のイメージがあると思うが、野球は守りから入る。守りは計算できるところだし、そこにプラスした攻撃。攻撃もただ打つだけではだめ。調子のよしあしで左右されないよう、攻撃も細かい走塁や、バント、エンドランなど、多彩な攻撃ができればと思う。
―スローガンは考えた?
ええ。考えて・・・ないです。
―ファンへメッセージ
誠心誠意、戦っていきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。


■坂井オーナーのコメント(会見より)
タイガースに17年間おられ、いい時も悪いときもよくご存知で、経験・実績が十分であることから新監督にふさわしい人物と判断しました。フロント陣と十分に話をしていただき、我々もいろんな面で現場が戦いやすい環境・雰囲気を作り、サポートしていきたい。岡田監督とはまた違う色合いでチームを作って行ってくれると思う。期待が大きくご苦労をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたしたいと思います。