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星野仙一オーナー付シニア・ディレクターが退任会見
2010年10月19日 更新

19日(火)、星野仙一オーナー付シニア・ディレクター(以下:星野SD)が今季限りで退任することが決定し、同日記者会見を行いました。星野SDは2001年オフ、監督に就任し、2003年にはチームを18年ぶりとなるリーグ優勝に導き、翌年から今季までオーナー付シニア・ディレクターとしてチームをバックアップいたしました。

会見で星野SDは監督時代を中心にタイガースでの思い出を振り返り、熱い声援を送って頂いたファンの皆様へ退任の報告と、感謝の弁を述べました。

星野SD記者会見

-それではまず星野さんの方から一言お願いいたします。

星野:2001年12月にこのホテルで就任会見をし、そして今日2010年に退団会見をするというはこびになりまして、早いなという印象しかないのです。色々な思い出がありますが、やはりみなさんもご存じのように2003年、日本シリーズにも出まして、タイガースファンに本当に大事にしていただき、期待されてきたと自分でも自負しておりますし、その中で今日タイガースファンにお別れをしなくちゃいけないという。出会いがあれば別れも必ずあるなと、これは世の常でありまして今日がその時かなと。タイガースでは本当に良くしてもらった思い出しかなく、ファンも含め阪神タイガースにも感謝の言葉しかないというのが今の私の気持ちです。

-先ほどの星野さんのお話と重複するところがあると思いますが、監督として2年、シニア・ディレクターとして7年、合計9年間阪神タイガースに在籍されました。今、退団の会見として、お座りいただいていますが、今の心境をお願いいたします。

星野:みんなに良くしてもらいましたから。寂しいと言えば寂しいんですが、私の新しい人生を突っ走ろうと思います。

-阪神タイガースへの想い、愛情それを越えて動く今仰いました、新しい人生を突っ走る、と決断されました理由と、いつ頃その決断をされたのかを教えていただけますか?

星野:この歳になりまして、野球一筋できましたから、ここ1、2年はもう無性に野球がしたくなった。野球がしたいという想いが芽生えてきまして、その想いがやはり私は野球人なのだなということで、タイガースのオーナーにも球団社長にも「本当に野球がしたいのだ」と言うわがままを言いまして、色々お互いが悩んだ部分もありますが、やっぱり私の意志というものを尊重していただき、本当に感謝していますし野球がしたいんです。

-その「野球がしたい」ということなのですが、オーナーは星野さんにどう言う言葉を掛けられたのでしょうか?

星野:随分困った顔をしていましたが、最終的には「あなたが選ぶ道を応援します」と、そう言うふうな表現をしていただきました。

-今、選ぶ道というお話がありましたが、今後の星野さんの動向、去就に注目が集まっています。メディアの活字には既に「楽天監督就任か?」という具体的なチーム名も出ているのですが、その辺り今後について伺わせていただきたいのですが?

星野:今日はタイガースファンにお別れと言いましたら寂しすぎますが、ある意味お礼をと感謝の意を込めた会見にしたいと思いますので、それはまたそうなった時にお話しいたます。

-具体的なことについては、これからと。

星野:そうです。

-先ほどのご挨拶の中にもありました監督、シニア・ディレクター時代の様々な思い出があるかと思いますが、2003年の優勝の話も出ましたが、改めて9年間を振り返ってどういったシーンが印象に残っていますか?

星野:数多くのドラマを選手たちが作ってくれましたからね。一つ一つ挙げればキリがないくらいあの時は逆転、逆転1点差のゲームを乗り切るという様なね。本当に勝負強いチームだったと思います。ですから一つ一つは言い切れませんが、私が一番印象に残っているのは、あの雨の中での御堂筋の優勝パレード、そして神戸での熱狂的なパレード。グラウンド外であれだけ感動したことはないと、これは私の宝だと思っています。

-その監督時代にはファンもまた優勝という大きな夢を現実にしてもらいました。そして数々のシーンの中で監督と選手とが見せてくれる、時には厳しい表情、時には笑顔というのがとても印象的だったのですが、試合中のグラウンドでの印象というのはどうでしょう。

星野:随分あるな・・・。ありすぎてこれと言えませんが・・・。選手の「最後まで監督諦めるなよ!」というものをね。あの年私に選手たちが教えてくれました。

-今、沢山ありすぎてというお話がありましたが、あえて一つだけその2年間の監督生活の中で、これだけはという試合はありますでしょうか?

星野:優勝を決めたあの瞬間だとか、そして延長戦になる決勝点、サヨナラ打。そういうものに矢野が必ず絡んでいたなと。そしてお膳立てをしてくれたのが金本ですとか、今岡だとか、桧山だとか彼らが本当に良い形で私の胴上げを支えてくれたのかなと。今でもあの感触は覚えています。

-今名前が挙がった選手たちが、星野監督がその後シニア・ディレクターに就任された後も、常に優勝を争える上位のチームを作ってくれました。星野さんが来てからタイガースはそういうチームに生まれ変わりました。その辺りはいかがでしょうか?

星野:それはよく言われるのですが、僕はある意味うれしいのですが、でも現場の監督がコーチが、フロントがそういうチーム作りをして、常に優勝を争える形にしたと思います。私が監督を引き受ける時に、伝統の阪神-巨人戦、巨人-阪神戦はもう死語に等しい。それをもう一度蘇させろ!と言うようなことを先輩方から言われたのですが、今は本当に互角に伝統の一戦というものを野球ファンの皆様にお見せできるということは、フロント・首脳陣の頑張りではないかなと私は思っています。

-その選手達、そして球団の関係者の方に星野さんからメッセージをお願いいたします。

星野:今年は残念ながらああいう形になりましたが、今の調子でいけば必ずやまた毎日毎日、六甲颪が聴ける様な良いチームになってくれると信じています。

-それでは阪神ファンの皆様に星野さんの方からメッセージをお願いいたします。

星野:本当に長い間応援してくれて、これは簡単なことなのでしょうが、茨の道だよとか、色々僕を心配してくれている周りの方、そして監督を辞めても私の後援会「虎仙会」というのをずっと続けて頂いている人たちに、本当に感謝お礼を言いたいです。お別れと言ってもそんなに寂しいものではないし、狭い日本ですから、まだまだみんなともいつでも会えますし、でもそういう意味では特にあのライトスタンドの応援は凄かった。すばらしかった。本当に我々を支えてくれたなと。タイガースファンに感謝していると、これしかないですね。本当にありがとうと言いたいです。

-野球がしたいんだというお話がありましたが、そうすると野球ファンは来年以降も甲子園で星野さんを見ることが出来るわけですね?

星野:そうであれば良いですね。また甲子園に戻ってきます。日本シリーズで。

-ありがとうございました。9年間、素晴らしいチームを作られまして本当にありがとうございました。

星野:ありがとうございました。