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広島東洋カープ

9.11(FRI)12(SAT)13(SUN)

阪神甲子園球場

矢野監督はファイティングポーズを崩さない。首位巨人の背中は遠くとも、一戦一戦を戦い抜いた先に歓喜の瞬間があると信じてタクトを振るっている。

「俺らにとっては明日も明後日も、毎日が大事。一人一人がやっていくしか打開策もないし、成長もない。日々やるしかないと思う」

そんな思いを体現するため、9月11日からの広島3連戦の持つ意味は大きい。地の利を生かし、今季は16勝10敗2分けと高い勝率を誇る甲子園で迎え撃つ。先陣を任されたのは、鯉キラーの西勇だ。阪神移籍後、赤ヘル打線に対して通算11試合で6勝1敗、防御率2.70と好相性を誇る。「チームに流れを持ってくることができるような投球をしたいですし、冷静に自分の仕事を全うしたい。しっかりチームの勝ちに貢献できるように頑張ります」。両コーナーに投げ分ける制球力を武器に安定感は虎投随一。主戦投手として恥じない投球を見せ、流れを呼び込みたい。

2戦目は夏男健在の秋山が先発マウンドに立つ。敗戦投手になったのは7月1日が最後で、目下4連勝中。ここ3戦は白星をつかんでいないが、大量失点は防ぎ、2試合連続のクオリティースタート(6回以上3自責以内)と最低限の役割は果たしている。3戦目を担う藤浪は前回の同5日の巨人戦(甲子園)で球団ワースト記録を更新する11失点と打ち込まれ、「チームに迷惑をかけてしまい申し訳ないです」と悔しさをにじませていた。次回登板にかける気持ちは人一倍強く、雪辱の快投が期待される。

打線のキーマンは若き大砲の大山だ。昨季は全143試合に出場し、14本塁打だったが、今シーズンは65試合目に自己最多15本目のアーチを描いた。同8日のDeNA戦(横浜)ではプロ初の満塁弾を含む2打席連発と好調を持続している。サンズ、ボーアの助っ人コンビも9月に入り、状態は上向き。S砲を4番に据えた8月20日の巨人戦(東京D)以降は3番打者の結果が伴っておらず、指揮官は「中軸もちろん固定したいけど、なかなかちょっと見えない」と語るものの、泣き所さえ埋まれば、一気に打線のつながりも出てきそうだ。

週明けの15日からは東京ドームに乗り込む巨人3連戦が待ち構える。必死に食らいつくためにも、聖地で鯉倒を果たし、弾みをつけたい。

スケジュール

9/11 9/12 9/13
甲子園
神-広
18:00開始
甲子園
神-広
14:00開始
甲子園
神-広
14:00開始