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虎魂

男40歳、すべてはチームのため<前編>

大型連休も終わりに近づこうかという5月5日のDeNA戦。4万6,604人という大勢のファンが詰めかける中、今季3度目の3連勝を飾った試合で、この男はマウンドに上がっていた。

能見篤史、39歳。今月末には40歳になろうというベテラン左腕は、この日で早くも今季10試合目の登板を記録したのである。

「今年も長い戦いがはじまったな、という感じです」

プロ15年目。長くキャリアを重ねてきただけに、新たなシーズンを迎えた心境については淡々と話す。ただ、今年は例年と明らかに違うスタートを切っているのにも触れねばならない。昨年早々にリリーフへと転向したことから、“観る側”にとってはすでに違和感のない姿になっているかもしれないが、これまでのキャリアのほとんどを先発投手として過ごしてきた背番号14にとって、リリーフとして開幕を迎えるというのは、ほぼ初めてのことなのだ。

「リリーフとしてスタートするのは、プロ2年目以来ですかね。年齢を重ねてくる中でいろいろ経験させてもらってきたので、特に違和感はないですけど、確かに言われてみると、開幕からリリーフというのは久しぶりですね」

昨年は開幕から3度、先発として登板。直球はMAX149キロを記録するなど、ボール自体にはまだまだ衰えを感じさせなかったが、長いイニングではなかなか結果を残せなかった。

「年齢的なものももちろんあると思いますけど、打者が2巡、3巡としていく中で、こっちのパフォーマンスが落ちていくとどうしても捉えられてしまう確率も高くなる。その辺がどうしても難しいなあというのは感じていました」

見た目には若い頃と変わらぬ左腕も、人知れず年齢による衰えを感じていたと言う。ただ、シーズン4度目の登板からはリリーフに専任すると、見事に復活。最終的には39歳になる年齢にして自己最多となる45試合を投げ、勝ちパターンの一角を担ったのは知っての通りだ。
腹はくくった。
このオフ、チームは新体制となったが、矢野新監督にも自らの口でリリーフとして戦いたいと伝えたという。

男40歳、すべてはチームのためショートver<前編>終了。

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