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数々の伝説を築いてきた男が縦じまのユニホームに別れを告げる。10日の巨人戦(甲子園)は藤川の引退セレモニーが予定されており、日米通算245セーブを誇る守護神の最後の舞台となる。

「僕自身の(引退試合)という形ではなくて、ファンや今いる選手たちに、プロ野球の素晴らしさや何かを感じてもらえたら」と本人は控えめに話すが、金村投手コーチは「球児が常に守ってきたポジションで、一番似合う場所で投げてもらおうと思っている」とクローザー起用を明かした。先発マウンドに立つ青柳も「当然いい形でつなぎたい」と胸をたたいた。

藤川はNPB781試合登板の中で、巨人戦はカード別最多の143試合に登板。222奪三振、防御率2.10はセ・リーグ相手では最もいい数字だ。「いい戦いをしてきた。他のチームと比べて成績がいい可能性があるとすれば、それはタイガースで自分が戦った証しとして残った数字、気持ちの表れだと思う」と話すように、相手に不足はない。

今季最後となる伝統の一戦ではタイトル争いにも注目が集まる。ここまで28本塁打の大山は、巨人・岡本に3本差をつけられ、厳しい状況だが、矢野監督も援護射撃を約束する。「前の打順で打席を多く立ってと考えている。ファンの皆さんも求めていると思う」と残り2試合で、2017年8月16日の広島戦(京セラD)以来となる1番起用を明かした。


今季最終となる翌11日のDeNA戦には藤浪が先発する。甲子園で勝利すれば、17年4月27日のDeNA戦(甲子園)以来、1294日ぶり。「勝ちというのは運の部分もあるので、勝ちに近づけるような投球ができればと思います」。自然体は崩さないが、いい形で今季を締めくくりたいところだ。

スケジュール

11/10 11/11
甲子園
神-巨
18:00開始
甲子園
神-横
18:00開始