読売ジャイアンツ
4.6(TUE)7(WED)8(THU)
阪神甲子園球場
2021年シーズンの伝統の一戦が幕を開ける―。舞台は本拠地の甲子園。矢野監督は4月6日からの巨人3連戦に向け、気持ちを高ぶらせた。
「久しぶりに甲子園に帰りますしね。まだまだ(コロナ禍で)規制はありますけど、僕たちの元気な姿を球場、テレビ、ラジオで応援してもらえると思うので、しっかり元気を届けたい」
16年ぶりの悲願のリーグ優勝へ、2年連続のリーグ覇者に対するリベンジの思いは強い。昨季は開幕カードで激突したが、敵地東京ドームでよもやの3連敗。終わってみれば、8勝16敗とダブルスコアを食らい、9年連続となる負け越しを喫した。昨オフからライバル心をむき出しにし、「向こうの先発投手が打ち崩せなかった。追いかける展開、苦しい状況でいくことが多かった。勝つにはそこらへんが大きな課題がある」と受け止め、「昨季も意識して戦ったんですけど、もっともっと意識してやっていきます」と鼻息を荒くしていた。
そんな悔しさを糧に牙を研ぎ、迎えた最初のマッチアップは連勝を収め、上昇気流に乗って臨む首位攻防戦となった。6日の先陣のマウンドを託すのは、主戦投手の西勇だ。昨シーズンは巨人戦で完封するなど、5試合に登板し、3勝1敗、防御率1.77と抜群の対戦成績を誇った。「(相手に)練られた対策に対して、自分が超えられるように」と今季もGキラーとして仁王立ちするつもりだ。
2戦目の先発が予想されるドラフト2位・伊藤将はプロ初勝利を宿敵からつかめるのか注目が集まる。3戦目に先発が見込まれる秋山も「昔から巨人戦は特別ですし、個人的にも他とは違う気持ち」とG倒への意識は人一倍だ。自慢のリリーフ陣は岩貞、岩崎、スアレスらが好調。
リードした展開で勝ちパターンにつなげば、勝機はぐっと高まる。
打撃陣は期待のドラフト1位・佐藤輝の再爆発が鍵を握りそうだ。4日の中日戦(京セラ)は開幕9戦目で初めてスタメンから外れ、現状は9打席無安打だが、球団史上初の開幕から2カード連続本塁打をマークしたポテンシャルは本物。兵庫・西宮市出身の怪物ルーキーは「セ・リーグで優勝するために、巨人は絶対に倒さないといけない相手。やっぱり一番、盛り上がる試合だと思う」と話しており、プロ初のTG戦での活躍に期待がかかる。加えて、4番・大山が本調子を取り戻せば、不振の近本も復調しつつあり、打線のつながりも増すだろう。
「ジャイアンツに勝たないと上にはいけない」と指揮官。戦いの火ぶたが切られる―。
4/6 | 4/7 | 4/8 |
甲子園
神-巨
18:00開始 |
甲子園
神-巨
18:00開始 |
甲子園
神-巨
18:00開始 |