中日ドラゴンズ
8.31(TUE)9.1(WED)2(THU)
阪神甲子園球場
地の利を生かす。夏の長期ロードを終え、31日からの中日3連戦で高校球児が熱戦を繰り広げた甲子園に帰還する。矢野監督は3連敗中の苦しいチーム事情にも、悲観する様子は一切ない。心機一転を図る。
「毎日試合あるのがプロ。そういうところでは自分たちで切り替える努力をしていかなあかんし、他力で変えられるということじゃないんで。自分たちでどう変えるかということをやっていく必要がある」
反攻に転じるべく、先発ローテーションを再編する。先陣は10勝&防御率1.91でリーグ2冠の青柳に託す。5月14日の巨人戦から自身8連勝中で、前回24日のDeNA戦(京セラD)も7回2失点と好投した。竜打線にも3試合で1勝1敗、防御率0.89と無類の強さを誇る。「自分のやるべきことは変わらない。チームが勝てるように頑張りたい」。主戦投手の流れに乗り、2戦目はドラフト2位・伊藤将。そして、3戦目はファーム調整中の藤浪が先発マウンドに上がる見込みだ。19日のDeNA戦(東京D)で5回途中4失点と結果を残せず、ファームに降格したが、26日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で12三振を奪う7回5安打1失点の快投を見せ、再びチャンスをつかみとった。
打線はリードオフマンの近本が4戦連続マルチ安打中で8月の月間打率3割9分7厘、3本塁打、7打点と絶好調。中軸のロハス、サンズも存在感を示しており、あとは前半戦の快進撃を支えた怪物ルーキー・佐藤輝や4番を担ってきた大山が本来の力を発揮できれば、一気に活性化するはず。さらに、首の寝違えもあったマルテが29日のファーム練習試合・大商大戦(鳴尾浜)に実戦復帰し、2安打1打点の活躍。一軍昇格へ準備は整い、起爆剤として、救世主となる可能性は十分だ。
後半戦が始まり、7勝8敗と苦戦するものの、ここからは本拠地のアドバンデージがある。4月4日から守ってきた首位の座を奪われ、3位に転落しようが、関係ない。最後に頂点に立つことだけを信じ、戦い抜く。矢野監督は言葉に力を込める。
「もちろん、ずっと上(首位)でね、いられることは一番いいことだけど、最終的に一番上にいることが大事。別に今、落ち込む必要もない。前向いてやっていくしかないんでね。今までの自分たちの野球をどうやっていくかだと思う」
勝負はこれから。残り44試合。聖地で巻き返しに向けた第一歩を踏み出す。
8/31 | 9/1 | 9/2 |
甲子園
神-中
18:00開始 |
甲子園
神-中
18:00開始 |
甲子園
神-中
18:00開始 |