横浜DeNAベイスターズ
4.5(TUE)6(WED)7(THU)
阪神甲子園球場
1勝もできずに甲子園に帰ってきた。まさかの開幕9連敗となったが、まだ143分の9。5日からの本拠地6連戦を前に、矢野監督は「もう、今は何でもきっかけ。何でもプラスに捉えられるものはプラスに」と逆襲の号令をかけた。屈辱の東京ドームでのミーティングでは、井上ヘッドコーチもゲキ。「『甲子園で出直し』と選手にも伝えました。やっと地元。『ここから行こうぜ!』と」。全員が前を向き、大観衆の前に立つ準備を整えた。
聖地・甲子園は、やはり特別な場所だ。2年前もそうだった。今回のような大型連敗こそなかったが、開幕からビジターが続いた2020年も2勝10敗の苦しいスタート。4勝10敗で甲子園初戦を迎えた。そこから本拠地での13試合で9勝3敗1分けと盛り返し、一気に勝率5割。シーズン終盤は優勝争いに加わり、2位でゴールした。
しかも、今回は新型コロナウイルスの影響による入場制限が3シーズンぶりに解除。開幕前、矢野監督は「僕たちも満員の甲子園でやれるのを思い描きながら戦っていきます」と楽しみにしていた。同時にスローガンの「イチにカケル!」を強調。一球、一打、日本一、そして「一丸」を用いて呼びかけていた。
「そのイチに、みなさんの大きな力も入っています。タイガースファンのみなさんに入ってもらうからこそ、イチにカケル僕たちの優勝、日本一につながる。みなさんの力を与えてもらい、僕たちもみなさんに元気を届けます。力を合わせ、優勝に挑んでいきましょう」
今こそ、その力を結集するとき。9敗のうち4試合は1点差だ。紙一重の試合ばかりで、井上ヘッドも「それは見ての通り」と実感。だからこそ「いつものようにやろうぜ」と伝え続けている。「練習態度が悪いとか気を抜いているとか、そうではない。選手たちを信じてあげるしかない。一つのボールに集中するということを言い続けるだけ」とナインを信頼した。
矢野監督も「俺らの野球をやるしかない」と言い切った。「『超積極的』とか『あきらめない』とか『挑戦する』。目の前のことに集中し、誰かに変えてもらうのではなく、一人一人が『俺が変えてやる』という気持ちで」。苦しい時こそ、前を向いて。甲子園に集う虎党も、矢野虎の真価を楽しみにしている。
4/5 | 4/6 | 4/7 |
甲子園
神-ディ
18:00開始 |
甲子園
神-ディ
18:00開始 |
甲子園
神-ディ
18:00開始 |