広島東洋カープ
4.8(FRI)9(SAT)10(SUN)
阪神甲子園球場
地の利を生かして、リベンジを図る。8日からは本拠地・甲子園で迎え撃つ広島3連戦。開幕2カード目(3月29~31日)は、敵地・マツダスタジアムで3連敗を喫しただけに同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。矢野監督は「終わったことを変えることはできないけど、未来は自分たちの力で変えられる。プロである以上、やられたらやり返す」という精神のもと、熱いタクトを振ってきた。早速、挽回の機会が訪れた。
先発として、大事な先陣を切るのは藤浪だ。昨季3勝からの巻き返しに期待がかかる右腕は2年連続となる開幕投手を務めた3月25日のヤクルト戦(京セラD)で7回6安打3失点の力投。上々のスタートを切った。前回1日の巨人戦(東京D)は4回7安打6失点と打ち込まれ、「相手打線にいいようにやられてしまい、悔しい投球となりました」と振り返ったが、気持ちは切り替わっている。鯉打線相手に白星をつかめば、18年9月22日のマツダスタジアム以来。甲子園に限ると、15年9月3日以来2409日ぶりとなる。久しぶりの「コイ料理」で今季初勝利をつかみたいところだ。
7日のDeNA戦(甲子園)の中止に伴い、先発ローテーションも再編され、2戦目は秋山が予想される。昨季は広島戦10試合に登板し、5勝3敗、防御率1.97とキラーぶりを発揮。前回3月31日の対戦は6回途中6安打3失点と不完全燃焼だったが、「試合を見ながら対策を練っていきたい」と話しており、変わり身が望まれる。3戦目はガンケルが担う見込みで、一戦必勝を期す。
打線は主力が存在感を示している。切り込み隊長の近本は毎試合のように「H」ランプを点灯させ、全10試合で出塁。2番・中野も5日のDeNA戦(甲子園)では決勝打を放ってチームに今季初星をもたらした。3番・ベテラン糸井は勝負強さが光り、チームトップの9打点。4番・佐藤輝も5日のDeNA戦で待望の今季1号アーチを描いた。そして、後ろの5番に控える大山はチームトップの打率3割4分2厘と明るい材料がそろっている。
矢野監督は開幕前に「まだ全然、強くならなあかんチームやから。今シーズンの中でどれだけ選手一人一人が成長していけるか」と口にしていた。まだ戦いは始まったばかり。赤ヘル軍団に雪辱を果たし、上昇気流に乗る。
4/8 | 4/9 | 4/10 |
甲子園
神-広
18:00開始 |
甲子園
神-広
14:00開始 |
甲子園
神-広
14:00開始 |