広島東洋カープ
7.5(TUE)6(WED)7(THU)
阪神甲子園球場
9日ぶりに甲子園に戻り、絶対に倒したい相手を迎える。今季0勝9敗2分けで、いまだ未勝利の広島戦。コイアレルギーからの脱出へ、絶好調の近本がかじを切る。現在29試合連続安打を継続しており、2011年にマートンが残した球団記録の「30」に王手。高橋慶彦(広島、79年)が持つプロ野球記録の「33」も視界に入る活躍で打線を引っ張っている。
騒がしくなる周囲をよそに「数や記録のためにやっているわけではないし、全然意識していない」と言い続けながら偉業目前まで来た。「ただ、記録が続いているというのはすごくうれしいこと」と話す選手会長にとって、金字塔が持つ意味は明確だ。「支えてもらっている人たちもいるので。そういう人たちに感謝というか、そういう思いを込めて」。周囲のために刻む1本は、もちろんチームの歓喜にも近づく一打。快音が続いている間はチームも17勝11敗1分けと勝利を呼び込んでおり、矢野監督も「誰でもできることじゃない。名誉なことだと思って、チャレンジしていけばいい。これもチカにとっては通過点。チームを引っ張ってくれる選手に、もっともっとなってくれたら」と期待した。
6月から3番に固定されている背番号5は広島戦も打率3割4分の好成績だ。6月21日からのマツダスタジアムでの3連戦でも14打数8安打と立ち向かい、絶対的守護神の栗林から9回に同点打を放つシーンもあった。5日の広島先発の床田は阪神に今季3戦3勝。昨年から5連勝中の強敵に対し、チームリーダーが攻略の先頭に立つ。
投手陣は5日の西勇に続き、6日の第2戦は藤浪が今季初勝利を目指して4月8日以来、約3か月ぶりに先発する。7日はドラフト3位ルーキーの桐敷がプロ白星を狙い、こちらも4月14日以来の一軍マウンド。今後の戦いの大きな力になる男たちの再出発に弾みをつけるためにも、やはり初戦は重要。打倒・赤ヘルの突破口を開くのは「勝つために打つ、勝つために走る。それだけです」と背中でナインを鼓舞する近本だ。
7/5 | 7/6 | 7/7 |
甲子園
神-広
18:00開始
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甲子園
神-広
18:00開始
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甲子園
神-広
18:00開始
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