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東京ヤクルトスワローズ

10.2(SUN)

阪神甲子園球場

最後まで見どころたっぷり。1日の巨人(対DeNA)の結果にもよるが、勝てばクライマックスシリーズ進出が決まる今季最終戦。先発は3年目の西純が託された。大一番を前に目立ったのは、緊張感よりもトレードマークの笑顔だ。「すごく光栄だと思います。大事な試合になると思うので、しっかりと結果を残せるように」と白い歯を見せた。

矢野監督は「いい経験になるんじゃない?若いうちにそういう試合を経験できるのは」と見守った。注文は一つ。「楽しむって、むちゃくちゃ難しい。簡単に言うつもりはないけど、そういう状況だからこそ、そういう(楽しむ)投球、向かっていく投球を。それができるタイプだと思うから、純矢らしく投げてくれたら」。そんな指揮官の願いは右腕も心得ている。21歳の若武者は「楽しむ気持ちは常にあって。やっぱりそういうところが大事。大事な試合こそ力を発揮できる選手になりたいし、自分では大舞台に強いタイプかなとも思っているので」と力強く宣言した。

今季6勝と飛躍した背番号15は、連覇を決めたヤクルトにも2戦2勝。西勇ら経験豊富な投手の先発も可能だった中、若手投手の活躍が光った2022年の虎にぴったりの人選だ。リリーフ陣も今季の主役に最後まで注目。44ホールドポイントの湯浅は最優秀中継ぎのタイトルの可能性を残し、最終戦に臨む。中日・ロドリゲスと1ポイント差。「とれるならとりたいですけど、チームの勝利が最優先で」と集中した。

湯浅も西純と同じ思いだ。「ずっと投げていて楽しいし、こうやってタイトルを争えるのもすごく光栄なこと。あまり経験できないことだと思っているので楽しみながら、いい緊張でできていると思います」。今季限りで退任する指揮官は4年間、「挑戦」と「超積極的」と同時に楽しむことの大切さを伝えてきた。指揮下で育った選手たちが、その神髄を胸に最後まで戦う。

リーグ連覇を決めているヤクルトは余裕の戦いとはいえ、変わらず手強い。55本塁打の村上は日本人の本塁打記録と3冠王がかかり、2戦連発中のオスナら外国人も好調。そんな強力打線に臆することなく挑む選手たちが、まだまだ矢野監督とともに歩む。

スケジュール

10/2
甲子園
神-ヤ
14:00開始