広島東洋カープ
5.19(FRI)20(SAT)21(SUN)
阪神甲子園球場
17日まで6連勝を継続中のチームは好調だ。首位に立つ岡田監督は「いい流れだよな」と戦いぶりに納得している。14日のDeNA戦(甲子園)では西純が5回4失点、16日の中日戦(豊橋)では村上が5回4失点。ともに不本意な結果ながら、打線の援護により勝利投手になった。逆に17日の中日戦(バンテリンD)は西勇が7回1失点。好投でロースコアをものにした。
指揮官が語る「いい流れ」とは、投打の助け合い。「打てない時はピッチャーが抑える。打たれた時は打線が頑張ってやるというな」。それがあるからこそ、連勝が続く。4月は得点力不足を投手陣の奮闘がカバーする試合が多かったのに対し、最近は打線の恩返しも目立つ。岡田監督は「点が取れる時に勝っておかないと。また取れなくなるよ」と長丁場を見据えるが、現在のチーム状態には、もちろん満足している。
その裏で、もう一つ好調のチームがある。9日から17日まで7勝2敗の広島。そんな赤ヘルを甲子園に迎える3連戦は、18日の結果次第で1位と2位の直接対決になり得る注目の対決だ。相手の先発は玉村、森下、アンダーソンが予想される。初戦はファーム調整を経て再昇格の4年目左腕。2021年に阪神戦で2勝を挙げており、タイミングの取りづらい投球フォームが特徴的だ。第2戦はオフの右肘手術の影響で開幕に出遅れて今季未勝利ながら、やはり手強い2020年の新人王。対する阪神は青柳、5戦5勝でハーラートップに立つ大竹、ファーム降格の悔しさをぶつける才木の3枚で迎え撃つ。
特に注目が集まるのは先陣を切るエース。今季は苦戦が続き、前回は12日のDeNA戦(甲子園)で開幕戦以来の白星をつかんだ。ただ、初回に先取点を許す不安なスタート。2回のピンチでもノイジーの好プレーに救われるなど、まだ本来の投球ではない。岡田監督も「次の登板でどんな立ち上がりの投球を見せるか」と期待しているが、大黒柱が「完全復活」を証明できるかどうかは、今後の戦いに向けても重要だ。過去2度の登板は大竹や村上に先に出番を譲り、じっくりと調整期間を設けられた。「それでいいとは思っていないです」と自覚を示す男の意地がチームをさらに加速させる。
報知新聞社/安藤 理
5/19 | 5/20 | 5/21 |
甲子園
神-広
18:00開始 |
甲子園
神-広
14:00開始 |
甲子園
神-広
14:00開始 |