千葉ロッテマリーンズ
6.2(FRI)3(SAT)4(SUN)
阪神甲子園球場
阪神は交流戦最初のカードとなった西武戦(ベルーナドーム)で、2戦目を落として1勝1敗の五分となった。今季最多を更新中だった連勝は9でストップしたが、5月は球団タイ記録の月間19勝(5敗)で貯金17。2位・DeNAとのゲーム差も、今季最大の6を維持して5月の快進撃を終えた。
岡田監督は「(5月の成績は)良かったんちゃう。そら振り返っても、悪いことはないやろ。いや、そら負けるよ(笑い)」と、破竹の連勝劇が止まっても余裕の表情だ。貯金3を蓄えた3、4月を「上出来」と表現しつつ、14も上積みした5月は「出来過ぎ」。えびす顔になるのは当然で、パ・リーグの強豪との戦いが続く今後に向けても「ラクな戦いはできると思うよ、貯金があるわけやからな」と、精神的にも優位に進められることを強調した。
今季は12球団で唯一、まだ3連敗がない。そのことも踏まえて「(あと)2回までは負けられるやろう。まだ、猶予あるやろう」。西武戦の敗戦直後の言葉には、選手の心理的影響を軽減させる意図が透けてみえた。続けて発した「でも、まあ明日勝たなあかんわな」が、もちろん本音だろう。
2日から始まる交流戦2カード目は現在、パ首位のロッテ戦。今季好調な相手だけに、勝利の勢いをもって本拠地に戻って迎え撃ちたいところだ。その先陣を切るのは、桐敷。プロ2年目の左腕は、今季一軍初昇格で先発した先月26日の巨人戦(甲子園)を7回5安打10奪三振1失点の好投で、プロ初勝利を挙げた。
1日に西宮市内の鳴尾浜球場で調整した桐敷は「今は最初から飛ばしていくってわけじゃないけど、本当に一人一人。長いイニングをということを考えずに、やっていく感じ」と目の前の打者を抑えることに全力を尽くす構え。ロッテ打線については「ホームランとかよりは、一人一人がつないでいく印象。その中にポランコ選手、安田選手、中村選手とか長打も打てるバッターもいる。足もあって、バランスのいい抜け目のない打線かなと」と警戒した。
ロッテの3連戦先発予定は小島、種市、佐々木朗。初戦で投げ合うのは、地元・埼玉で所属した行田リトルシニアで先輩にあたる左腕だ。3学年上で接点はほとんどなかったというが、「投げ合いたいというのは前から言ってたので、そこがひとつ叶うのかなというのはうれしい」と笑顔。特別な思いももって、2勝目をかけたマウンドに上がる。
報知新聞社/宮崎 尚行
6/2 | 6/3 | 6/4 |
甲子園
神-ロ
18:00開始 |
甲子園
神-ロ
18:00開始 |
甲子園
神-ロ
14:00開始 |