オリックス・バファローズ
6.13(TUE)14(WED)15(THU)
阪神甲子園球場
阪神は交流戦最初のカードとなった西武戦(ベルーナドーム)で、2戦目を落として1勝1敗の五分となった。今季最多を更新中だった連勝は9でストップしたが、5月は球団タイ記録の月間19勝(5敗)で貯金17。2位・DeNAとのゲーム差も、今季最大の6を維持して5月の快進撃を終えた。
怒とうの9連戦を4勝4敗1分けで終えた阪神は、1週間の遠征を終えて本拠地・甲子園へ戻ってきた。交流戦最後の1週間、1カード目はオリックスが相手だ。相手先発のエース・山本に対して投げ合うのは今季ブレイク中の村上。「すごいピッチャーだし、投げあえることがとても楽しみ」と対戦に胸を躍らせた。
同じ1998年生まれの同学年。高卒で入団し、数々の成績を残す山本をここまで「すごいピッチャーだなと思って見させてもらっていた」と振り返る。同じマウンドに立つこととなり「同級生なので、やるからには負けたくないですし、しっかり勝ちたいとは思っている」と闘志をみなぎらせた。好投手対決でロースコアが予想されるなかで「先制点をあげないのを一番にやっていこうと思う」とポイントをあげた。
ここまで9試合に登板し5勝2敗、防御率1.83をマークし抜群の安定感を誇る。前回先発した6日の楽天戦(楽天モバイル)は8回まで完投したが4失点を喫し、敗戦投手となった。そこから1週間の調整で体のコンディションも万全。オリックス打線に対し「調子のいい頓宮さん、(東洋大の)先輩の中川さんとか、そこら辺は調子がいいのかなと。その前にランナーを出さないように。一発があるバッターが多いので、真ん中付近に入らないようにコース、コースってやっていけたら」と分析。勝負を制したいところだ。
村上を援護したい打線は佐藤輝がカギを握るか。11日の日本ハム戦(エスコン)はベンチスタートとなり、2年ぶりの欠場となった。昨年のオリックス戦(京セラD)は山本から適時三塁打を放つ活躍を見せた。佐藤輝も山本とは同学年。本拠地・甲子園で集まった阪神ファンの前で待望の一打が出るか、最強同士の対決に注目も高まるばかりだ。
オリックスとの関西ダービーは、昨年は阪神が3連勝を飾り、17年以来の勝ち越しを決めた。今年もこのまま勢いに乗りたいところ。2戦目は西勇、3戦目は伊藤将の先発が予想される。2年連続勝ち越しを決めることができるか。セ・首位の阪神が昨季日本一王者に挑む。
報知新聞社/玉寄 穂波