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東京ヤクルトスワローズ 中日ドラゴンズ

9.26(TUE)27(WED)

阪神甲子園球場


ペナントレースの甲子園での戦いは残り2試合となった。18日からのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは本拠地で開催される。もちろん、その先の日本シリーズでも満員の聖地で躍動することを約束している虎戦士だが、まずは26日のヤクルト戦と27日の中日戦でファンに感謝の気持ちを伝えることが使命だ。岡田監督も「お客さんもいっぱい入っている。チケットも先に売れているわけやから」と好ゲームを誓っている。

迎える両軍は、ともに5位以下が決まっているが、最近の戦いぶりから勝負を捨てた気配は感じられない。ヤクルトは村上、山田をはじめ、オスナとサンタナの両助っ人も出場。中日・立浪監督も主力はもちろん、調子のいい選手を見極めて必死にオーダーを組み、試合中の犠打や代打策など本気の采配を見せている。1勝でも多く、一つでも上の順位を目指すという気持ちは全チーム共通。阪神は王者として、その挑戦を堂々と受けて立つことが義務だ。

さらに、個人タイトルを狙う上でも大事な試合になる。ヤクルト・田口は岩崎の最多セーブのライバル。中日・岡林は中野と最多安打を争っており、DeNA・牧を含めた三つ巴の競争は最後まで分からない状況。岩崎の初タイトルに向け、数字を伸ばすためには試合に勝つことが条件であり、リードオフマンの岡林を封じることも勝敗を左右する。個人記録がチームの戦いにも直結するだけに、見逃せないポイントだ。

23日の中日戦(バンテリンD)が0-0の引き分けに終わり、岡田監督は攻撃陣に「情けない」と厳しい言葉を発した。自身初の2ケタ勝利を目指して10回無失点と好投した才木を打線が援護できず、右腕の大台到達は絶望的に。優勝が決まってから初の叱咤となった。個人記録の行方だけでなく、仲間を後押しすることはチームの一体感を高めることにつながる。「こんな試合していたら、あかん」と引き締めて再出発。ペナントを手にしても、緊張感たっぷりの戦いは続く。

報知新聞社/安藤 理

スケジュール

             
9/26 9/27
甲子園
神-ヤ
18:00開始
甲子園
神-中
18:00開始