横浜DeNAベイスターズ
4.2(TUE)3(WED)4(THU)
京セラドーム大阪
ついに本拠地で24年シーズンが幕を開ける。舞台は京セラドーム大阪。昨年38年ぶりの日本一を達成した場所での本拠地開幕戦・DeNA戦(京セラD)。初戦の先発マウンドを託されるのは昨季MVP&最優秀防御率を獲得した村上頌樹投手だ。1日は投手指名練習に参加しキャッチボールなどで調整。「テンポよくいきたいな、というのがあるので、打者の方々にリズムを持ってこられるような投球をしたいと思っています」と決意を込めた。昨季は中継ぎで開幕一軍スタート。先発した4月12日の巨人戦(東京D)で7回完全投球を披露。以降は安定した投球で勝ち星を重ね、10勝6敗、防御率1.75。抜群の成績を残し、最優秀防御率&MVPを獲得した。プロ4年目の今季、かねて「今年は本当に勝負になる」と意気込む村上の一年が始まる。
打線で注目されるのは佐藤輝明内野手。開幕3連戦では12打数1安打で打率0割8分3厘。昨季本塁打、打点のチーム2冠王が、本領を発揮できていない状況が続いている。オフには米・シアトルのドライブラインで打撃フォームを試行錯誤。「できることはやった。それをしっかり出せるというか、やれるかどうかというのは一年を通してやっていきたい」と力強く宣言した。上位打線は状態の良さを見せているだけに若き主砲に快音が響けば、おのずとチームの勝利が見えてくる。
対するDeNAは開幕カードで昨季2位・広島に2勝1敗。特に新人の度会隆輝外野手は開幕から2戦連発するなど、衝撃デビュー。13打数5安打で打率3割8分5厘はリーグ4位。2本塁打、5打点はともにリーグトップだ。村上も「元気があって勢いある」と警戒を強めた。昨季の対戦成績13勝12敗。最も貯金をつくれなかったDeNAとの3連戦は今季を占う試金石となりそうだ。
報知新聞社/直川 響