東京ヤクルトスワローズ
4.26(FRI)27(SAT)28(SUN)
阪神甲子園球場
昨季9月以来の8連勝へ。甲子園でのヤクルト3連戦。初戦の先発マウンドを託されるのは2年連続開幕投手を務めた青柳晃洋投手だ。25日は投手指名練習に参加しキャッチボール、ショートダッシュなどで最終調整を終えた。青柳は今季4試合目の先発となった前回登板の19日中日戦(甲子園)で6回無失点で今季初勝利。しかし、5日のヤクルト戦(神宮)では5回3安打ながら6四死球を与え、3失点と苦い記憶が残る。「前回の神宮は僕が悪すぎた。本当にバッターと対戦することできなかったので、バッターの印象というよりは。自分がしっかりと投げることができたらいいのかな」と自身の投球に集中。大の苦手と公言する村上に対しても過度な意識は持たず、平常心でマウンドへ向かう。
打線で注目されるのは佐藤輝明内野手。今季は持ち前の豪快な打撃に勝負強さが加わった。対ヤクルトとの前回対戦(5~7日の3連戦)では2試合連続の決勝本塁打を放つなど勝利に貢献。波に乗り切れてなかったチームを押し上げる貴重な一発を放り込んでいる。しかし、前カードの対DeNA2連戦では10打数無安打。計7三振と本来の打棒を発揮できず、6番降格も味わった。それでもプロ4年目の主砲は表情を変えず「次は打てるように頑張ります」と力強い。好不調の波を減らすことをテーマに掲げる今シーズン。本拠地は不調打破に向けたかっこうの舞台だ。森下は自己最長の8試合連続安打。大山もここ5試合で19打数8安打、打率4割2分1厘と好調。前を打つ2人が好調なだけに、佐藤輝へ好機が回る。勝利を決定づける一打で甲子園の虎党を喜ばせたい。
対するヤクルトは現在3連敗中で最下位。しかし、村上宗隆内野手がここ5試合で3本塁打。昨季青柳は9打数4安打で打率4割4分4厘、2本塁打を献上しているだけに、主砲の一発には要警戒だ。主軸を封じることが今カードのカギとなる。
報知新聞社/直川 響