北海道日本ハムファイターズ
5.28(TUE)29(WED)30(THU)
阪神甲子園球場
2年連続セ・リーグ首位で迎える交流戦。対するは新庄監督率いる日本ハム。今季は開幕から快進撃を続け、貯金「7」の2位。特に先発投手陣が安定しており、初戦で先発予定の山崎福がリーグトップの5勝を挙げる。チーム打率はリーグ4位の2割4分ながら、盗塁数は12球団断トツトップの44。機動力を武器に好機を拡大し、着実に得点につなげる。足を封じることもキーポイントの一つになりそうだ。
大事な"交流戦開幕戦"の先発マウンドを任されるのは村上頌樹投手だ。この日は甲子園室内練習場でキャッチボールやダッシュなどで軽めの調整を行った。前回登板の21日広島戦(マツダ)は5回9安打5失点で降板。それでも平常心を強調し「いい時も悪い時もやることは変わらない。しっかり準備はできた」と力を込めた。昨季も交流戦の開幕戦、5月23日・西武戦(ベルーナD)で先発し8回1失点で勝利投手。昨季MVP男が、今年もチームに勢いを呼ぶ。第2戦は移籍2年目でも進化を続け、すでに4勝を挙げる大竹耕太郎投手。3戦目は防御率1点台前半のチーム最年長・西勇輝投手が控える。安定感抜群の先発陣は今季も変わらない
岡田監督は貯金「6」で首位に立つ状況を「不思議よ。はっきり言うて」と表現。21日の広島戦(マツダ)から6試合連続3得点以下の打線に「ひどすぎる」と苦言を呈す。チーム打率2割2分3厘はリーグ最下位。リーグトップの防御率を誇る投手陣の踏ん張りが首位に立つ要因だ。
だからこそ、打線の援護は必須。近本光司外野手、中野拓夢内野手の1、2番コンビは脅威で、中軸の爆発力がカギとなる。森下翔太外野手はここ2試合連続安打と復調ぎみ。4月26日のヤクルト戦(甲子園)以来、本塁打がないのは気になるところではあるが「感覚としては悪くない」と強調。大山悠輔内野手は「チームの勝利が一番」と一戦必勝を誓う。低調な打線が爆発すれば交流戦も怖くない。
報知新聞社/直川 響