埼玉西武ライオンズ
6.7(FRI)8(SAT)9(SUN)
阪神甲子園球場
交流戦も折り返し。球団史上初の交流戦開幕から3カード連続負け越しスタートとなったが、猛虎は諦めない。西武3連戦、初戦の先発マウンドを任されるのは伊藤将。前回登板は5月11日・DeNA戦(横浜)は4回2/3を8安打7失点と大炎上し、ファーム落ち。約1か月間の再調整を経て一軍マウンドへ舞い戻る。ファームでは直球を質向上に着手。下半身を中心に筋力トレーニングにも精力的に励み、課題克服に努めた。左腕も「直球の質が良くなってきている」と手応え。対西武戦は昨季5回4失点と敗戦投手になったが「一人一人がつないでくるイメージ。連打を打たれないように」と対策も進んでいる。苦境に苦しむチームに伊藤将の復活は不可欠。昨季10勝の4年目が本来の投球を披露し、チームを勢いづける。
第2戦はビーズリー。前回登板こそ6回3安打1失点で3勝目は逃したが、今季の助っ投はひと味違う。計16回をわずか1失点でいまだ無敗。力強い直球を主体に要所での変化球がさえわたる。「交流戦でもチームが勝てるような投球を続けるだけ」という右腕はいまや岡田虎の大きな武器だ。
3戦目を任されるのは才木。ハーラートップの6勝を挙げる右腕は今季覚醒を遂げている。これまでの直球、フォーク主体の投球にスライダー、カーブが加わり無双。リーグ3位の53奪三振を記録するなど勢いはとどまることを知らない。「いつも通り投げれば結果もついてくる」と自信も漂わせる。今季はすでに3度も連敗ストップ。リーグ最多3完封と、悪い流れも断ち切ることができる大型右腕が連戦を締めくくる。
打線は交流戦7戦中6戦が2得点以下と低空飛行が続く。それでも、前川が要所で躍動。5月31日のロッテ戦(ZOZO)ではプロ初本塁打&猛打賞。5日の楽天戦(甲子園)ではプロ初の2番起用に先制打で応えた。「また同じ打順になっても、ちゃんと仕事ができるように頑張ります」という高卒3年目は頼もしい存在。爆発力も秘める前川が猛虎再浮上のカギを握りそうだ。
報知新聞社/直川 響
スケジュール
6/7 | 6/8 | 6/9 |
甲子園
神-西
18:00開始 |
甲子園
神-西
14:00開始 |
甲子園
神-西
14:00開始 |
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