横浜DeNAベイスターズ
6.21(FRI)22(SAT)23(SUN)
阪神甲子園球場
球団史上初のリーグ連覇を目指す岡田阪神の2024年も、勝負の夏場に差し掛かろうとしている。交流戦は7勝11敗の10位。パ・リーグの前に2年連続で負け越しを喫したが、ギリギリのところで踏みとどまったとも言える成績だ。21日・DeNA戦(甲子園)からリーグ戦が再開する。現在1位・広島を2.5ゲーム差で追う2位。良い形でリスタートしたい。
先発のマウンドを託されたのは、今季プロ16年目シーズンを戦う西勇。前回登板した13日・オリックス戦(京セラドーム大阪)では、被安打6で今季初の完封勝利を飾った。それでも「好投はしてない。別にすこぶる調子が良かったわけじゃないし、野手と梅野のリードじゃない?高めも使った。ひらめきでやってくれた。バッターの調子を見ながら」と話した。
開幕から9試合に先発して3勝3敗、防御率1.52。現役選手では4人しか到達していないプロ通算2000イニングまで、残り1イニングとなっている。「長いイニングを放ると思って投げにいくのは当たり前やし。やることは変わらないって感じです」。カード頭を託されることに関しても普段と「変わらない。火曜日じゃないから」と過度に意識することはない。
対するセ・リーグ4位のDeNAは現在7連勝中。先発のジャクソンは4月に阪神2試合に先発して1勝0敗、防御率0.79。11回1/3を投げて自責点1と抜群の安定感を誇り、猛虎打線を封じている。交流戦の打率3割3分8厘、12球団最多5本塁打、13打点と好調のオースティンも脅威。左太もも裏肉離れで7日に登録抹消されていた宮﨑も、一軍に昇格する。
シーズン残り77試合。岡田監督も19日の全体練習で森下に熱血打撃指導するなど、何とかしてチームを浮上させようと全力を尽くしている。
不振でファーム調整していた4番の大山と守護神のゲラも20日から一軍に合流。勝負の夏場はフルメンバーで挑む。
選手はもちろん首脳陣、フロントも一丸となって目指す球団史上初の連覇。超満員の甲子園球場から再出発する。
報知新聞社/中野 雄太