広島東洋カープ
7.19(FRI)20(SAT)21(SUN)
阪神甲子園球場
ホームで広島3連戦。1.5ゲーム差の2位につける新井カープとのオールスター前最後のカードを迎える。初戦の先発は村上。今季6度目となる広島戦の登板となる。この日は鳴尾浜球場で投手指名練習に参加。2勝2敗の広島戦へ「いっぱい広島戦で投げさせてもらっているんですけど、勝ち越してない。これで勝って」と闘志を燃やした。相手先発・床田とは今季5度目の投げ合いで2勝2敗と五分の対戦成績。現在2連敗中の29歳左腕との投げ合いも見所の一つだ。
2戦目の先発は及川。5月24日・巨人戦(甲子園)以来約2か月ぶりの先発となる。前回の先発は4回1/3を4安打1失点と好投。左手指のマメがつぶれ悔しい緊急降板となった。プロ入り後初の先発勝利を逃し「これまでの野球人生で一番悔しい経験」と振り返る。7月6日に中継ぎとして昇格。調整が難しい中でのマウンドとなるが、わき上がる高揚感を力に変え、野球人生をかけた登板に挑む。
3戦目は西勇。6月13日・オリックス戦(京セラD)以降白星から遠ざかるが、安定感は不変。7日のDeNA戦(甲子園)こそ3回3失点に終わったが、前回登板14日・中日戦(バンテリンD)では6回1失点と持ち直した。チーム最年長右腕が求めるのは常にチームの勝利のみだ。
打線は17日・巨人戦(東京D)では、前日から4、5、8番以外を入れ替えるなど試行錯誤。大改造も実らず、巨人戦3カード連続の負け越しを喫した。期待が大きいのは育成出身で2年目の野口だ。前日17日は無安打に終わったが、存在感は不変。「一日一日が勝負。気負わずいけたら」と意気込む若き主砲候補が、プロ初安打を放った甲子園で再び躍動を狙う。
広島は床田、大瀬良、九里の先発が見込まれる。7月は4連敗もあったが、17日・DeNA戦(横浜)では新外国人・シャイナーが決勝3ランを放つなど新戦力も台頭している。球団初の連覇へ避けては通れない広島戦。3連勝でオールスターブレイクを迎えたい。
報知新聞社/直川 響