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東京ヤクルトスワローズ

8.20(TUE)21(WED)22(THU)

京セラドーム大阪

連敗ストッパーの血が騒ぐ―。20日・ヤクルト戦(京セラドーム大阪)に先発する阪神・才木が、自然体で挑む決意を明かした。この日は兵庫・鳴尾浜のファーム施設で行われた投手指名練習に参加。キャッチボールやショートダッシュで最終調整した。現在、首位・広島と5ゲーム差の3位。引き分けを挟んで3連敗中と苦しい状況だ。今季、何度も負の流れを止めてきた勝ち頭が、逆転優勝に望みをつなぐ快投を披露する。

曇天の下、蒸し暑いグラウンドでいつも通り臨戦態勢を整えた。チームの現状は厳しいが、やることは普段と同じ。「負けていると思うので、いい流れを持ってこられるように。あまり気負わず、自分もあまりいいピッチングが続いていないので、しっかりと自分のピッチングができるように頑張ればいいかなと思います」と表情を引き締めた。

今季ここまで19試合に登板して9勝3敗、防御率1.67。開幕から獅子奮迅の働きで先発投手陣をけん引してきたが、直近は2試合連続で精彩を欠いている。6日・ヤクルト戦(神宮)は6回10安打4失点で、13日・巨人戦(東京ドーム)も5回8安打5失点。いずれも負け投手になっていないが、当然満足できる投球ではない。「普通に結構パコパコ打たれ出しているので、それは自分の実力不足かなと思います」と危機感を募らせていた。

150キロを超える直球に宝刀のフォーク、また今年はスライダーの精度が向上して飛躍につながった。「球自体はそんなに悪くないと思います」と自信は変わらず、研究を重ねて臨んでくる相手を上回れるかが勝敗の分かれ道だ。ヤクルト戦は今季5試合で1勝1敗、対戦別でワーストの防御率3.60。個人的なリベンジの思いも胸に上がる20日のマウンドに、全ての力を注ぐ覚悟で向かう。

ヤクルトは22本塁打、60打点でセ・リーグ2冠の村上を筆頭に、同トップの打率3割1分4厘を誇るサンタナなど強打者たちが並ぶ。最下位に沈むチームだが、決して侮ることはできない。全力で、まずは流れを変える一勝をつかむ。

報知新聞社/中野 雄太

スケジュール
8/20 8/21 8/22
京セラD
神-ヤ
18:00開始
京セラD
神-ヤ
18:00開始
京セラD
神-ヤ
18:00開始
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