横浜DeNAベイスターズ
9.29(SUN)30(MON)
阪神甲子園球場
今季最後のホーム2連戦。DeNA戦は才木、青柳に全てを託す。29日に先発する才木は今季2度目の対戦。前回対戦の5月12日(横浜)は9回4安打で完封と圧倒的な投球を見せた。今季は自己最多を更新する13勝を挙げるなど飛躍を続ける右腕。「思いきっていい投球ができるように」と意気込む。レギュラーシーズンの最終登板となる見込み。飛躍の一年を最高の形で締めくくる。
30日は青柳が先発。当初は村上も検討されたが、2年連続開幕投手に白羽の矢が立った。今季はファーム暮らしも長くここまで2勝3敗、防御率3.88。フル回転を期待された開幕投手としては寂しい数字が並んでいる。だからこそこの一戦にかける思いはひとしおだ。「チーム勝てば全てオッケー。そのために自分がここにいる役割ができたらいい。経験だけはあるので。もちろんプレッシャーかかる場面ですけど、いろんなプレッシャー経験してきているので、そういう部分ではチームに少しでも貢献できたらいいかな」とイメージした。
打線はクリーンナップがカギになると見る。8月下旬以降固定されている森下、大山、佐藤輝の並び。3人とも9月は打率3割超えと好調をキープする。「点数取れないと勝てない。もう内容というか、結果を重点にやっていきたい」と森下。
佐藤輝は「しっかりもう一回気持ち切り替えて、できることをやりたい」と決死の覚悟を見せる。
4番・大山は27日・広島戦(マツダ)でサヨナラ打につながる痛恨の失策。「本当に申し訳ないです」とわび、リベンジに闘志を燃やしている。1番・近本も好調なだけに主軸が打てば必然と得点につながる。
CS争いへこちらも負けられないDeNAは主砲・オースティンがここ5戦で打率3割3分3厘と絶好調。対阪神戦は今季7本塁打とカード別では最多。勝負どころでの一発に何度もナカされてきただけに、もう快音を許すわけにはいかない。猛虎は一戦必勝でホーム最終戦を飾りたい。
報知新聞社/直川 響