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接戦を制し連敗ストップ
劇的なサヨナラ勝ちで連敗を2で止めた。
3回まで内野安打1本に抑えていた先発・能見は4回、WBCで共に戦った井端に適時打を許して1失点。完封負けを喫した対ヤクルト2、3戦目(神宮)と同じく、先行される嫌な流れになったが、その裏、クリーンアップの3連打と藤井の犠飛で逆転した。これが、チーム23イニングぶりの得点だった。
能見は6回に追いつかれたものの、その裏、打線がすぐさま勝ち越し。7回に再び同点とされるも、8回の福原、9回の久保が踏ん張って、サヨナラ勝ちをもぎ取った。
「取れば取られる苦しい試合でしたが、接戦を取るのが今季のテーマ。きょうみたいな接戦をどれだけ拾うかが、あとで生きてくると思うので、あしたが大事ですね」と試合後、和田監督は気を引き締めた。
エース・能見に勝ちはつかなかったが、「内容は悪くなかった。スタミナも心配ないです」と、本人は次回登板に向けて手応えをつかんだ様子。中西投手コーチも「よく投げた。100球くらいをメドと思っていたから(101球)。次は多少、増えると思う」と、WBC帰りのエースが7回を投げ切ったことに、納得の表情を見せた。
2番手の福原は8回を3人でピシャリ。9回、同点の場面で登板した新守護神・久保は、27球を要したもののゼロに抑えて、その裏のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。久保は初セーブよりも先に、今季初勝利を挙げたことになる。
「チームが勝つのが一番。イニングも9回で終わったのでね。6連戦の頭ですし、ほかのピッチャーが投げずに済んでよかったです」と久保。
今年から“3時間半ルール”が撤廃され、時間無制限で延長12回まで行くため、9回でキリをつけられなければ、さらに多くの投手をつぎ込むことになっていた。開幕戦のような大勝もいいけれど、9回サヨナラ勝ちもまた、チームにとっては有意義な1勝と言えそうだ。