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延長12回、福留がサヨナラ満塁弾!
劇的な幕切れの主役は、背番号8だった。
延長12回裏、「ツーアウト満塁で回ってくるとベンチで話していた」という福留は、初球のボール球を中途半端なスイングでファウルにしてしまう。しかし、これで「いい意味で吹っ切れた」。カウント1-2からの4球目をレフトへ高々と打ち上げると、打球はポールを直撃。サヨナラ満塁ホームランだ!
「いつもの浜風なら間違いなく切れているけど、逆風だったから、打った瞬間フェアになると思っていた」と和田監督が振り返った通り、風も味方につけた、きょう2本目のホームラン。
1本目は7回、1点を返してなおも一死三塁のチャンスに、センターバックスクリーンに特大アーチを架けていた。きのうのマートンの5打点を超える、一人で6打点の活躍だ。
守備では何度もチームを救い、打点も挙げてはいたが、打率は1割台をさまよった。早出特打を繰り返し、浮上のきっかけを探す毎日。移動ゲームのきょうも、新井と2人、若手より早く一番にグラウンドに出て打撃練習をしていた。
「僕一人でやっているわけじゃない。移動ゲームの中、裏方さんもコーチも付きっきりでやってくれた。(2本の本塁打で)僕も楽になるし、裏方さんの疲れも取れればいいですよね」
福留は自分の復調を願い、一緒に闘ってくれる周囲の人たちに感謝した。そして、会見終了と同時にひと言。
「ちなみに、きょうは娘の誕生日です!」
パパ、かっこいい!