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これが交流戦の怖さか!? 連敗スタート
攻守ともほとんど見せ場なく終わってしまった。投げては先発・榎田が3回までに3被弾。初回にバルディリスとロッティーノ、3回は李大浩と、クリーンアップ3人に打たれては、ゲームは作れない。
「調子がよかった分、どんどん行き過ぎた。もう少し、打者の間合いとかを見ないといけなかった」と反省した榎田。中西投手コーチも「緩急を全く使えていなかった。（ストライクを）そろえ過ぎの一本調子。イケイケやったな。散らしながら、抜きながら、というのがなかった。（これまで多かった）四球がないというのはそういうこと」と指摘した。
榎田には4回で見切りを付け、鶴をマウンドに送ったが、先頭の川端に初球を左前に運ばれると、続くバルディリスには初球を肩口にぶつけて“危険球退場”。わずか2球で交代を余儀なくされ、3番手・藤原が押し出し四球と犠飛で2点を追加された。藤原は6回にも2失点。緊急登板でアピールのチャンスだったのだが……。
打線は2回に1点を返し、なおも二死一、二塁の場面で榎田が中前打を放ったが、二塁走者の俊介が本塁タッチアウト。俊介は手でホームベースを払ったと主張したが、審判には受け入れられなかった。
この場面について和田監督は、「タイミング的にはセーフだったけどね。真っすぐ入ればセーフだったし、回り込んだとしてもセーフにならないといけなかった。あれで流れが止まってしまった」と残念そうに話した。
6連勝と勢いに乗って臨んだ交流戦で、まさかの2連敗スタート。これが2連戦の交流戦の怖さか。
「初戦を落とすとこうなる。逆に言えば、早めに怖さを知ったことを、次のカードに生かさないといけない。6連勝をムダにしてはいけない」（和田監督）
あしたの休日で気持ちを切り替えて、あさってからのソフトバンク戦に臨む。
