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マートンが逆転の2点適時打!
やはり甲子園はタイガースの味方だ。6回まで広島先発・武内にノーヒットに抑えられていた打線が、点差を3点に広げられた直後の8回裏に、一挙6点を奪って逆転した。
一死から伊藤隼がヒットで出塁すると、代打・桧山はストレートの四球。続く西岡、大和の打席で広島に連続エラーが出て、1点を返してなおも満塁のチャンスが残った。「甲子園のファンの声援が、相手のエラーを呼んだ」という和田監督の言葉が、甲子園の不思議なエネルギーを感じさせる。
鳥谷の内野ゴロの間に1点を追加した阪神は、二死二、三塁から四番・マートンが逆転の2点適時打。新井の四球を挟んで、途中出場の今成にダメ押しとなる2点適時三塁打が飛び出した。
「打線のエンジンの掛かりが遅くて重かった」と和田監督が言えば、水谷チーフ打撃コーチも「仕掛けが遅い。5回までに何とかせなアカン」と苦言を呈したいが、敵の守護神・ミコライオを打っての逆転劇には価値がある。
きょう試合のなかった巨人とのゲーム差が、少しだけ縮まった。明日がまた、大事な試合になる。
