試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

一時は同点も痛恨の逆転負け

一度は追いついたものの、すぐに突き放された阪神が痛恨の黒星。自力優勝の可能性が消え、今季初めて巨人に『M39』が灯った。
立ち上がり、軸となる右足に上手く体重が乗らず制球に苦しむ阪神先発・スタンリッジは初回一死後、2番森野に甘いスライダーを打たれ右中間二塁打。続くクラークにはツーシームを痛打され左前適時打で早々に失点する。和田・平田にも連打されて、更に1点献上。その後の一死満塁は谷繁を遊ゴロ併殺に取ったが、不振の主砲ルナを外した恐竜打線にいきなり2点を奪われた。

中日先発左腕・大野に対する阪神は、前夜のヒーロー俊介を1番に起用するオーダーで臨む。先制された直後の2回には7番 新井良が142Km/h初球・直球を右へ運ぶ12号ソロを放ち、1点を返した。古巣ナゴヤドームで初の一発となった新井良太内野手だが、昨季を超える自己最多アーチで反撃の狼煙をあげる。

3回には一死後、大和が粘って四球で歩くと大野の牽制悪送球で一気に三進。鳥谷の詰まった打球は前進守備のショート井端が捕れず、ラッキーな同点タイムリーヒットとなった。(鳥谷は16試合連続安打)

追い付いてもらったスタンリッジだが、3回裏二死から4番和田にセンターオーバーの14号勝ち越し本塁打を浴びて、乗り切れない。6回にも平田のこの日3安打目となる左中間二塁打と谷繁の中前適時打で追加点を許し、4対2と再び2点差をつけられてしまう。6回(113球)を投げて8安打4失点で降板となった。「今日は全体的によくなかった。特にコントロールが悪く、ボールが真ん中に集まってしまった。ゲーム中に修正しようとしましたが…」。ジェイソン・スタンリッジ投手は、悔しそうに振り返っている。

立ち直った大野に中盤3イニングを『パーフェクト』に抑えられ苦しんでいた阪神は、7回二死から四球・ヒットで1・2塁としてスタンリッジに代打・関本を投入したが、外角144Km/h速球に空振り三振に倒れチャンスを逃した。大野は7回(114球)4安打2失点で役目を終えて、リリーフ陣に繋いでいる。
阪神は7回の加藤に続いて8回は久保田をリリーフ起用。4月23日に1イニング8失点と打ち込まれた同じナゴヤドームで、1四球は与えたものの1回を無安打無失点に抑えている。

中日は8回浅尾-9回岩瀬と必勝リレーに出る。阪神は9回表 黒瀬・新井良が連打を浴びせ懸命に食い下がるも、最後は藤井彰と代打・浅井が連続三振に倒れて試合終了。4対2で敗れた。

「ずっと左投手にやられてるな!スタンリッジは前回東京ドームでは低め低めに丁寧に行って完封だったけど…。追い付いた後の(和田に打たれた)本塁打が痛かった。初回も先制された後の2点目を防がないとね」。和田 豊監督が肩を落とした。

首位巨人が広島に逆転勝ちした為8・5差となって、阪神の自力優勝の可能性が消滅。とうとう巨人にマジックナンバー39が『点灯』したが、まだまだ残りは48試合もある。諦める必要など全くない。目の前にある試合を一つ一つ勝ち抜く事で、猛虎にも必ずチャンスの時期が訪れる筈だ。