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延長12回、1点差を逃げ切った!

4時間55分の超ロングゲーム。延長で勝ち越した阪神が、最後の反撃をかわし辛うじて逃げ切った。

試合は序盤から激しく動く。中日先発・カブレラから、阪神は3番鳥谷のライト線二塁打で先取点。「ストレートに力負けせず打ち返せた。大和もよく1塁から一気にホームまでかえってくれたね」。鳥谷 敬内野手は17試合連続安打となった当たりを振り返る。この後、新井貴にも左前適時打が飛び出して1回表に2点を先制した。

阪神先発・能見も初回からしっくりしない。二死2塁から4番和田に変化球を中前に運ばれ1点を返される。さらに平田を歩かせた後、森野に中前安打を許すが、ここはセンター大和の好返球で同点を阻止した。

2回表には二死から遊ゴロ失策で出塁した能見を今成・大和の1・2番が連打で還し阪神が突き放すが、中日もすかさず1番大島の中犠飛で3対2と追いすがる。阪神3点目の適時打(三塁強襲内野安打)を放った大和(前田大和)選手は、「能見さんの好走塁(今成の中前安打で一塁から三進)があったので、絶対に走者を還すんだ!という気持ちで打席に臨んだ」と振り返っている。

前半の能見は変化球のキレが今一つで 4回には谷繁・松井雅の長短打とカブレラへの四球で無死満塁の大ピンチ。大島は空振り三振に取るが、最後の球が暴投となって3対3と追い付かれてしまった。

阪神も5回大和の盗塁などで一死1・2塁とカブレラを攻めるが、マートンは変化球に引っ掛かり遊ゴロ併殺打でチャンスを潰す。ただ、その裏に見せた和田の中前へ抜けようとする打球を処理した鳥谷の超美技がチーム全体にカツを入れた。

能見もバックの好守に触発されるように後半はコントロールも安定し、同点のまま踏ん張り8回(128球)を投げ切った。(9安打6三振3四球3失点)

中日は7回から継投に入る。マドリガルに続いて3人目の左腕・岡田が登板した9回表には清水の代打・俊介が二ゴロ失策、能見の代打・藤井彰は犠打野選で無死1・2塁。だが、今成の失敗バントは中日・松井雅の美技で捕邪飛となり、打者大和のフルカウントで走者を動かして三振ゲッツーとなって絶好機を逃した。

9回裏 登板した阪神2人目・松田は二死2・3塁とサヨナラの危機となったが、和田を遊飛(鳥谷背走キャッチ)に打ち取った。 延長に入っても中日は浅尾-岩瀬、 阪神は久保-安藤と繋いで均衡を保つ。

中日サウスポー高橋聡が登板した12回表。阪神は途中出場の関本が左二塁打で出塁。その後一死3塁から鳥谷の中前安打で漸く勝ち越す。さらに二死1・2塁から坂がセンターオーバーの2点適時二塁打を放ち、6対3とした。

それでもすんなり決着とは行かない。その裏 阪神5人目の福原が乱調。連打で走者を溜められ和田の右適時二塁打で1点を許し、内野ゴロで2点目。最後は二死1・3塁で代打・谷繁を遊飛に打ち取り、6対5で辛くも逃げ切った。

「(12回は)チャンスだったので何とか…!と思っていた」。ヒーローインタビューで鳥谷 敬内野手は、「投手中心にしっかりと守れている」事をこのところ延長戦などで勝てている要因に挙げている。

「相手がミスしてくれているのに、こっちもミスするんだから…!」。試合後の和田 豊監督も半ばあきれ顔ながら、「(12回は)関本がよく打ってくれた!」と大ベテランを褒めあげる事を忘れなかった。