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連日となる延長戦勝利!

自己最長イニングを無失点で粘ったルーキーの力投が、阪神に連日の延長戦勝利をもたらした。

阪神先発・藤浪は4回まで四球の走者二人だけで中日打線をノーヒットに抑えていたが、5回裏一死 平田に変化球をレフト前に運ばれて初安打を許すと谷繁の中前安打もあって二死1・3塁とされる。ここは、山井を変化球で空振り三振に打ち取ってピンチを凌いだ。

この日の藤浪は球威・コントロールとも申し分なく、3番クラークを3打席連続三振に取るなどした。初対戦となった中日・彦野打撃コーチは、「緻密なコントロールよりも真っ直ぐの球威で押してくる。カットボールも腕をしっかり振って投げてくるからボールでも手を出してしまう!」と藤浪の印象を語っている。

中日先発『ノーヒッター』山井も立ち上がりから順調にアウトを重ねて行く。藤井彰の内野安打で初の走者が出た3回には敵失で二死2・3塁となったが、大和が凡退。5回は今成・大和の連打で一死1・3塁だったが、鳥谷・マートンが打ち取られる。

6回以降もチャンスはあったがモノに出来ず、8回表の二死満塁も坂が二ゴロに打ち取られて、どうしても得点出来ない。山井は8回(133球)5安打4三振4四球無失点。ピンチになる程集中力がアップする老獪な投球は、さすが!の一言である。

その裏、藤浪は先頭打者に四球を与えるが、後続を全て内野ゴロに抑える。プロ入り後初めて9回のマウンドに立った藤浪はまたしても先頭打者の森野に四球。明らかに表情は疲れていたが、それでも中軸打者を抑えたのは立派だ。但し、和田の左飛はあわや本塁打!の当たりだった。

延長戦に入った10回表。二死から鳥谷が四球で出ると中日は3人目サウスポー 岡田から右の小熊にスイッチする。ここでマートンが高め速球を左中間へ打ち返すフェンス直撃の適時二塁打を放ち、鳥谷が先制のホームを踏んだ。

最後は前日に続いて福原が登板。井端にヒットを許し同点走者を背負うが、二死後 代走・岩崎の盗塁企画を藤井彰が阻止して、あっけなく試合終了。1対0で阪神がナゴヤドームでの接戦を制した。

プロ入り最長9回(132球)を投げ切って2安打7三振4四球無失点と文句のない内容とはいえ、やはり強運の8勝目! 阪神の高卒新人では江夏豊さん以来と言うセ・リーグ5球団全てから白星をマークした藤浪晋太郎投手は、「四球出すなど悪いなりに粘れた。初めての球場で最初(マウンドに)違和感があったが、途中から何とか修正する事が出来た」と振り返っている。

阪神は長期ロードに入って3カード連続の勝ち越し。首位巨人とは大差がついている現状だが、黄金ルーキーは「諦めてしまったらそこで終わり。チーム全員で負けずに戦って行こうと思う!」と話して、ネバーギブアップ!をファンに誓っていた。