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マエケンに今季4敗目…9回に何とか1点

またマエケンにやられた。これで今季4敗目だ。唯一、勝った試合も、前田健から奪ったのは、鳥谷のソロホームランによる1点のみ。きょうも8回までゼロ行進で、9回に坂のソロ本塁打でスコアボードに「1」を刻むのがやっとだった。

「4回も5回も同じ相手にやられて、プロとして恥ずかしいと思わないといけない」

和田監督は厳しい表情でそう言った。

坂の一発以外は、相性のいい今成が3つの四球を選んだのと、大和と新井が1安打ずつ、鳥谷が1四球。1、3、7回には得点圏に走者を進めたが、ほとんど“お手上げ”状態だった。

「きょうなんか、ファーストストライク(を狙う)しかない。今成に対しては投げづらそうだったけど、ほかは1、2球目に簡単にストライクを取って来る。でも、そこに手が出ないし、打ちに行っても仕留められない。準備が足りないと言うか、思い切り、積極性が、マエケンに対しては足りない」

監督の言う通りだ。ただでさえいいピッチャーなのだから、投手有利のカウントに持ち込まれては、さらに攻略は難しくなる。

結局、8回2失点のメッセンジャーをまた見殺しにした。広島の前田健とDeNAの藤井――この2人に関しては、チームとして何か思い切った策を講じなければならない。