試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

波乱を乗り越え、鮮やかな逆転勝利!

後半一気の攻勢で不穏な空気を吹き払った阪神が、鮮やかな逆転勝ち。大敗した首位巨人との差を5ゲームに縮めた。

試合は3回表二死1・2塁で、フェンスに当たっていれば先制打となっていたマートンの大打球をライト平田の直接捕球と判定された阪神側が猛抗議。抗議の規定時間を超え、和田 豊監督が退場処分(通算3度目・監督としては初)となり、その後は黒田正宏ヘッドコーチが指揮を執る波乱の展開となった。

阪神先発・鶴(捕手・清水)は立ち上がりから外角中心の丁寧な配球で序盤は井端のヒット1本に抑えていたが、4回裏 いずれも甘く入った球を中日・森野(内角変化球)と平田(内寄り直球)にソロ本塁打2発を浴びる。展開にイライラが募ったのか?スタンドからファンが投げ返したホームランボールがレフトのマートンに当たる場面も…。
このような行為は大変危険なので、観戦する方は十分気を配ってほしい。

鶴 直人投手は4回(65球)4安打2失点で降板。「一発のあるバッターに対して、ゾーンが高くなってしまった。うしろの投手に負担をかけて申し訳ない」と肩を落としていた。

中日先発・大野を打ちあぐんでいだ打線は円陣を組み直球狙いを徹底させて臨んだ6回、鳥谷・マートンの長短打で2・3塁として一死後、福留がライトフェンス最上部に当たる二塁打で1点を返すが、またしても(本塁打か否か)微妙な打球でビデオ判定となった。
判定は変わらず同点走者マートンが3塁で止まって嫌なムードは残ったが、一週間振りスタメンの7番新井良が内角速球を打ち返し、レフトオーバーの逆転二塁打で阪神が一気にリードを奪う。 更に清水も中前適時打で続いて、中日左腕・大野をノックアウトした。
逆転打の新井良太内野手は、「前に飛ばせば何かあると思って、とにかくバットに当てようと意識していた」と語る。「打ったのはツーシーム。前の打席ではチャンスで凡退してしまったので、この打席は絶対にランナーをかえそうと必死にくらいついて打った」清水 誉捕手も、嬉しいプロ初打点に思わずニッコリ!だ。

2番手・田島からも代打・関本、西岡の連続四球と2番 俊介の高く弾んだラッキーな投手前への適時内野安打で5点目を取った阪神は、7回にも二死1・2塁から代打・桧山がライト線適時二塁打を放って2点を追加した。

阪神は小刻みな投手リレーでそのまま逃げ切り、7対2で中日に快勝する。 5回1イニングを投げた2番手・ボイヤーが来日初勝利。8回に登板した松田は、先頭和田にヒットを許したものの後を3者三振に斬ってデビュー以来連続無失点を17試合に伸ばしている。

今季60勝到達の阪神は15の勝ち越し。「みんな熱い気持ちでやったので、それがビッグイニングに繋がったと思う。(プロ入り初の一試合4安打は)完全にマグレです。(巨人と5ゲーム差になったが)我々は勝ち続けるしかない。これからもずっとシビれる試合が続くと思う」。ヒーローインタビューで新井良太内野手が、高らかに猛虎の決意を語っていた。