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4度の好機を生かせず
1カ月ぶりに帰って来た“我が家”で負け越した。
またもタイムリー欠乏症だ。2、3、5、8回と4度、得点圏に走者を進めたが、実際に得点できたのは、3回だけ。しかも、1点取ってなおも一死二塁とチャンスは続いていたのに、三、四番が倒れて同点止まりに終わった。
「押してはいるんだけど、押し切れない。ストライクを見逃して、ボール球を振らされての繰り返しだった」
指揮官も、あと1本が出ない打線を嘆くしかない。
そんな打線を象徴するかのような幕切れだった。9回裏、広島・ミコライオに二死走者なしと追い詰められ、打席には代打・桧山。カウント2-2から低めのボール球に懸命にバットを止めたが、スイングを取られた。空振り三振でゲームセット。温厚な桧山にしては珍しく審判に食い下がり、ベンチから和田監督も出てきたが、判定が覆るはずもない。
「自分の中では、よっしゃ、(バットを)止めたと思ったけど、少し遅れてスイングを取られた。せめて三塁(の審判)に聞いてほしかったけど、そこは審判の判断やから仕方ない」
試合後、冷静になった桧山は言った。点差は1点。1人出塁すれば分からない展開だったのだが。
「それもあったから余計にね。(カウント1-2と)追い込まれてから、何とかボール球を見逃したりしていたから…」
代打の神様をもってしても、悪い流れを変えることはできなかった。