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序盤に大量失点 反撃見せるも11の残塁

序盤の大量失点が、猛虎の出鼻をくじいた。

前夜に続いてブランコが(首・背中の張りで)スタメンから外れたDeNA打線だが、阪神先発・鶴がいきなり連打を食らう。 1回裏二死からモーガンを歩かせると4番 中村、5番 後藤に中前安打を重ねられて先制を許し、金城にはフルカウントからの甘い変化球をライトスタンドまで飛ばされる5号3ランを浴びて、初回に4点のビハインドを背負った。

2回にも二死から石川・梶谷の長短打で1点。自らの牽制悪送球を挟んでモーガンにも右前適時打を許して更に追加点を奪われた。まさかの乱調となった鶴 直人投手は2回(52球)7安打6失点で降板したが、「早い回に崩れてしまい、ゲームを作ることが出来ず申し訳ない」と無念の表情で頭を下げていた。

DeNA先発・加賀美に対する阪神打線は、3回表 先頭の新井良が真っ直ぐをレフトへ運ぶ2夜連続の13号ソロアーチで反撃を開始するも、藤井彰と代打・狩野の連打で作った無死1・2塁を上位打線が返せない。4回にも二死から走者を溜めながら、チャンスをモノに出来なかった。

それでも5回表に阪神が、狩野・上本の長短打で無死2・3塁として代打・日高の内野ゴロで1点を返すと、DeNAはあと2アウトで勝利投手の権利を得る加賀美からリリーフ大田へ非情の交代。マートン三ゴロの間に3塁走者・上本の好判断もあり、もう1点を追加して、3点差と迫った。

その裏、阪神3人目 久保は中村・後藤の連打で無死1・2塁とされる。7番 金城はバント策だったが、飛び出した走者を刺そうと捕手・藤井彰の2塁送球が結果としてスタートを切った走者の進塁(記録は盗塁)』を呼んでしまい1・3塁となると、強攻に転じた金城に右前適時打を喫して7対3と再び突き放される。

6回からDeNAは1イニングずつ大原-山口-藤江と必死の継投。阪神は7回 マートン・鳥谷の連打で二死1・3塁とするなど再三チャンスは作るが、要所を抑えられて差を詰める事が出来ない。好投の阪神3人目ボイヤーに続いて8回裏には、ここまで19試合でわずか1失点だった松田が二死2・3塁から石川が放ったボテボテの当たりが内野安打となる不運で、ダメ押し点を奪われた。

阪神は9回にも上本・鳥谷のヒットでDeNA抑えのソーサに食い下がったものの、結局8対3で敗れる。13安打を放ち懸命に反撃を試みるも、気持ちが空回りして11残塁と打線が上手く機能しなかった。

やはり、立ち上がりの失点が痛かったのは言うまでもない。「(初回)二死走者なしから四球で崩れていては、…。制球で勝負する投手が、あれだけボールが高いと話にならない!」。試合後、和田 豊監督は先発・鶴 について厳しい口調で話した。「大勝の翌日に勝てない!(とよく言われる。)それが野球の常だけど…。それでも、今日は6点差を跳ね返す戦いをしなくてはいけなかった。残り30試合(を切り、故障者続出の苦しい状況だが)今いるメンバーでやっていくしかない!」。苦悩の表情ながらキッパリとした口調で決意表明して、指揮官はスタジアムをあとにしている。