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メッセンジャー好投もリリーフ陣が乱調
勝てる試合だった。勝たなければいけない試合だった。しかし結果は、痛恨の逆転負け。ここまで何度もチームを救ってくれたリリーフ陣の崩壊を、責めることはできないけれど…。
先発・メッセンジャーは7回無失点、8奪三振と好投していた。球数は98球。メッセンジャーにしては少なかったが、その裏、柴田の適時二塁打で先制し、なおも一死満塁の場面で打席が回ってきたため、代打・桧山が告げられた。
ベンチとしては、当然の策。その桧山の押し出し死球で1点を追加し、あとは自慢のリリーフ陣で逃げ切るだけ、という展開に持ち込んだ。
しかし、2番手・加藤が一死後、森野に左前打、和田に四球、クラークに左前適時打で1点を返される。二死一、二塁となり、谷繁を迎えたところで安藤がマウンドに上がったが、珍しく制球難で、四球、適時打、押し出し死球…。逆転を許した。
きのうのゲームの8回に、似たような場面があった。一死一塁で四番・和田。ベンチは左の加藤から右の安藤にスイッチした。安藤は和田を打ち取り、平田にはヒットを許したものの、後続を断った。
「結果がすべて。私の継投ミスです」
きょうの試合後、和田監督はそう言った。中日は打線を組み替えており、五番に左のクラークを入れていたから、加藤の続投を決断したのだろうが、結果的に悔やまれる采配となった。
それでも点差はわずか1点。ファンは再逆転を期待したけれど、8、9回は浅尾-岩瀬のリレーに封じられた。
首位・巨人が勝ったため、ゲーム差は11.5に広がった。毎年のように、シーズン終盤に失速するのはなぜだろうか。