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ファンの声援を受け今季最長の4連勝
ついに歓声の戻った甲子園、応援歌の合唱やジェット風船の使用は制限されているが、それでも自然と叫んでしまうような初回の猛攻だった。
まずは打線の牽引役、近本がバックスクリーン右へ先頭打者本塁打を放つ。
「初球から積極的にスイングすることを心掛けて打席に入りました。打った瞬間は入るとは思わなかったですが、ファンの方の声援が打球を後押ししてくれたと思います」
この一打が打線に火を点けると続く糸原はライトフェンス直撃の3塁打を放ち、糸井のショートゴロの間に生還を果たす。さらに4番・大山も高めに浮いた甘い球を逃さずレフトスタンドに叩き込んだ。
「すごく勢いに乗ってるところだったので、その流れに乗ってスイングした結果がホームランだったので良かったなと思います」
長打攻勢で一気に3得点。この後もチャンスを作り試合の流れを呼び込んだ。
先発の青柳は昨季、DeNA戦で5試合に登板し防御率2.05と非常に相性が良い。立ち上がりに一発を浴び先制こそ許したものの、すぐに味方打線が逆転すると強打のDeNA打線を手玉に取りゴロアウトを重ねる。次第に強まる雨の中、最大の山場は1点リードの5回2死1塁。一発のあるDeNA・ソトを打席に迎えたが、ファンから拍手で激励されると三振に打ち取り先発の仕事を果たした。
「最後、厳しい時にファンの声援で三振取れたと思うので凄くありがたかったです。ファンの声援のおかげで良いピッチングが出来ました」
24分の中断の後、球審が雨天コールドゲームを宣言するとナインはグラウンドに出てスタンドに一礼。矢野監督は「最後も『青柳、頑張れ』と聞こえてましたし、ファンの声援は大きな力になるなと感じました。最後までいてくれたファンに勝利の喜びを一緒に感じ取れたっていうのは嬉しく思いますし、こんな大変な中、来てくれたことに感謝してます」明日もファンと共に勝利を掴みとる。