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球威十分。藤浪の完全復活は近い
昨季の8月1日以来となる本拠地マウンドに甲子園の申し子が帰ってきた。ファンから復活の大きな期待をかけられる藤浪はファーム3試合、計15イニングを無失点に抑えており状態は良好。立ち上がりに連打を浴びて走者をためたが広島の4番・鈴木を併殺打に打ち取り最初の山場を無失点で切り抜けた。
するとその裏、藤浪と同じ1994年生まれの大山が先制の2点本塁打をセンター左に放つ。
「今日は同級生の(藤浪)晋太郎が投げていますし、なんとか援護したいと思っていたので、先制点を取ることができて良かったです」
援護を受けた藤浪は150km/h台のストレートを連発し、2回から5回までは広島打線を無安打に抑える。好投を続け、6回に1死満塁としても154km/hのストレートを外角低めいっぱいに決め、広島の5番・松山を見逃し三振に仕留める。大ピンチでも2死まで漕ぎ着けた。しかし続くピレラにライトスタンドまで運ばれ痛恨の被弾。7回に味方の失策と四球で走者をためたところでマウンドを降りた。
「先制点をもらった状況だったので、何としても自分自身で勝ちを呼び込まないといけなかったのですが、今日一番のターニングポイントで粘りきることができず勿体ない投球となりました」
白星こそつかめなかったが球威は上々。四球さえ減らせれば完全復活の日は近い。
7回無死1、2塁のピンチは2番手としてマウンドに上がった望月の球威と梅野のブロッキング能力で凌ぐ。その裏の攻撃で勝負所と見た矢野監督は攻めのタクトを全開で振った。原口、中谷、ボーアを代打、植田と熊谷を代走で起用。積極采配で2死満塁とした。大きなチャンスを作りサンズのバットに託したが快音は聞かれず。
2点差で敗れ連勝は5でストップ。ビジター5カード、ホーム5カードを終えて勝率は5割ジャスト。明日からのビジターに向けて矢野監督は「またちょっと離れますけどタイガースらしい野球をしてきます」8日後には貯金を積み上げて甲子園に戻ってきてくれるはずだ。