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16安打10得点で連勝を7に伸ばす

9日のDeNA戦から無傷の6連勝中。好調な時は1試合でも多く消化したいものだが前日の試合は天候に恵まれず雨天中止に。それでもその程度の水入りではチームの勢いは全く衰えない。

初回、近本からの3連打で無死満塁とすると大山が犠牲フライを放つ。「ヒットを打ちたかったですけど結果的に犠牲フライになってくれたので良かったかなと思います。打点を挙げることが自分の仕事だと思ってますし、チームの勝利に直結すると思ってます」4番の一振りで"いつも通り"先制に成功した。

今カード2度目の水入りは3回表に訪れた。2死1塁の場面で強い雨が降り試合は一時中断。投手にとっては気持ちの作り方が難しいものだがチーム同様、3戦3勝、防御率0.96と絶好調の先発・ガンケルは意に介さない。再開後の打者を打ち取り、その裏の攻撃では先頭打者として安打を放つ。するとここから猛攻が始まった。

近本が俊足を生かしてバント安打でチャンスを広げ、糸原の適時2塁打で追加点を奪う。さらに大山の2点適時打など打線がつながり開幕投手を務めたヤクルト先発の小川を3回途中でノックアウト。長い長い打者一巡の攻撃で一挙5得点、序盤でビッグイニングを作り一気に試合を決めた。

4回にもマルテの2点本塁打で計8得点。大量援護を受けたガンケルは制球良くスイスイとアウトを積み重ね6回を1失点に抑え試合を作った。「いいピッチングが出来たかな。攻撃陣のおかげで気軽に投げられたところがあるのでチームには感謝してます」

8-1と大量リードの7回からは早くも守備固めに入る理想的な展開。ガンケルの後を受けた石井大はヤクルト打線につかまってしまったが中野と大山の三遊間が好守でアシストし、岩貞が火消し役となりことなきを得る。その裏には中野が2点適時打を放ち貴重な追加点を挙げ、最後はスアレスが締めて乱打線をものにした。

次カードは首位攻防となる巨人戦。7連勝で乗り込む敵地に矢野監督は「良い形でジャイアンツ戦に臨んでいけるような形をみんなで作れた」と手応え十分。連勝はどこまで伸びるのか。