FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
サンズの一撃でシーソーゲームを制す
「本当はホームランがもっと打ちたい」
前日に3安打4打点の大活躍でお立ち台に上がった佐藤輝はふとそんな本音を漏らしていた。並ではないルーキーはその次の試合で即、有言実行した。
2回、先頭のサンズが四球で出塁すると佐藤輝が右中間スタンドに本塁打を放つ。打球速度175km/hの今季6号で2点を先制した。
援護点をもらった先発のガンケルは序盤3回をパーフェクト。今季4戦4勝、防御率1.09の成績通り危なげなくアウトを積み重ねた。そのまま無失点ピッチングが続くかと思われたが4回に4連打を浴び同点とされ、5回に勝ち越しを許してしまう。それでもどちらの回も得点圏に走者を背負った場面で後続を断ち、流れを完全には相手に渡さない。直後の攻撃では2塁打を放ち自らチャンスメイク。さらに近本の内野ゴロの間に3塁に進み、相手のワイルドピッチで同点のホームを踏んだ。3-3と試合を振り出しに戻すと糸原の2塁打から再びチャンスを作り、サンズの打球が相手の適時失策を誘い勝ち越しに成功した。
リードした後半は自慢のリリーフ陣に託すだけ。しかし7回に前の回から登板しイニング跨ぎとなった岩貞が2失点、4-5と再びリードを奪われてしまう。点の取り合いなら負けるわけにはいかない。直後の攻撃で1死2、3塁から大山の浅いセンターフライで俊足を飛ばし3走・近本が生還、5-5の同点とすると続くサンズがライナー性の打球をバックスクリーンに叩き込む。「今日はみんな良い仕事が出来たと思います。みんなで繋いで得点圏までランナーを進めてくれて、良い場面で回ってきて良い結果が出て良かったです」クリーンアップが仕事を果たし7-5と勝ち越しに成功。8回は岩崎が、9回はスアレスがピンチを招きながらあと1本を許さず、粘るDeNAを振り切った。
シーソーゲームを制した矢野監督は「全員で粘ってやれました。目の前の試合を全力で取って、全員で戦うという野球をやっていきます」価値あるカード勝ち越しで貯金を増やし首位をキープ。ゴールデンウィークも貯金週間としたい。
