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伊藤将の好投に応える怒涛の逆転劇
前日は佐藤輝が2本塁打3打点と大暴れ。そんな怪物ルーキーの打棒は新助っ人にも好影響を与えていたのかもしれない。
2回、ロハス・ジュニアの放ったライナー性の打球が低い弾道のまま右中間スタンドに突き刺さる。
「(DeNA先発の)大貫投手とは前にも対戦していてイメージができていたから、打席に入る前から良い準備ができていたよ。とにかくチームに貢献したいという思いだから、先制することができて良かったね」
打率はまだ1割台ながら状態は確実に上がっている。
序盤に援護点をもらった先発の伊藤将は安定した投球を披露した。「後半戦の初戦なので思い切って投げることが出来ました。低めに丁寧に投げることが出来ました」と6回までわずか67球で3安打1失点。7回2死1、3塁で打順が回ってきても矢野監督が代打を送らなかったほどだ。しかしその直後に一発を浴びて勝ち越し点を奪われてしまう。
それでもルーキー左腕の好投に応えたい打線が奮起した。1-2と追いかける展開となった8回、先頭の糸原がこの日2本目となる2塁打を放つ。続くサンズも痛烈なライナーをセンター前に弾き返す。無死1、3塁とすると大山がセンター前に抜ける同点の適時打を放ち、試合を振り出しに戻す。さらに佐藤輝が四球を選んで無死満塁とするとロハス・ジュニアが死球を受け、押し出しにより勝ち越しに成功。この後、中野が犠牲フライを放ち貴重な4点目を奪った。矢野監督が植田、熊谷、島田と3連続代走を送り勝負をかけたイニングに3得点、一気に試合をひっくり返した。
9回にも2死満塁とし佐藤輝の適時打で1点を追加。リードを3点に広げた。最終回のマウンドはもちろん守護神に託す。1番から始まる打順だったがスアレスはあっさり3人で打ち取り、リーグトップを独走する26セーブ目を挙げた。
佐藤輝はダメ押しの一打を放ち、中野は貴重な犠牲フライを放っただけでなくリーグトップに並ぶ18個目の盗塁を決めた。伊藤将は8回2失点の好投で今季6勝目を挙げるなどルーキーの活躍が目立つ。チームに吹き込む新風の後押しを受け、明日は藤浪が先発マウンドに上がる。