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日本一以来の20発カルテット誕生
6連勝を目指した 試合は快調な滑り出し。ゲームメイク能力に優れた技巧派、伊藤将がらしさ全開の立ち上がりを見せた。初回からゴロを打たせてアウトを重ね、2回に2死から四球で走者を出しても緩い球でうまくタイミングを外し三振に仕留める。
この危なげない投球に打線も応えた。3回2死1塁からマルテが3塁線を破る2塁打を放つと1走・近本は止まらない。藤本敦士3塁コーチの好判断もあり長駆生還を果たした。
「狙い球を一発で仕留めることができたね。先制点が欲しい中で、(近本)チカが良く走ってくれた。チカに感謝だよ」
先制に成功すると4番がさらにチームを勢い付ける。続く大山が節目の今季20号をレフトスタンドに放ち2点を追加した。
「甘く来たボールを一発で仕留めることができました。(伊藤)将司が頑張って投げてくれているので、援護することができてよかったです」
20号到達は佐藤輝、サンズ、マルテに続きチーム4人目。20発カルテットは日本一に輝いた1985年以来36年ぶり、実に縁起のいい一発でリードを広げた。
援護を受けた伊藤将は中盤に走者をためる場面もあったが5回2失点と試合を作る。「再三にわたりランナーを溜めてしまいましたが、何とか粘りの投球をすることができました。早い回で援護をしてくれた野手の方々に感謝です」と先発の役割は果たした。
6回と7回はアルカンタラが投げて2回を無失点。終盤に調子を上げてきた助っ人がベンチの期待に応えてしっかりイニングをまかなった。しかし1点リードの8回、及川が痛恨の2点本塁打を浴びてしまう。
今季のDeNAとの最終戦で惜しくも白星はならなかったが明日からはいよいよヤクルトとの首位攻防戦。先発は高橋で相手は奥川、チーム内の立ち位置としてはどちらも将来のエース候補だが現在の状態を加味すれば実質エース対決だ。気持ちを切り替え神宮決戦に臨む。