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健闘及ばず首位攻防戦黒星スタート
前日のDeNA戦では1点リードの8回に岩崎を温存し、2試合連続完封中の高橋を中5日でカード初戦にぶつける。ヤクルトとのゲーム差を詰めるべく必勝態勢で首位攻防戦に臨んだ。
しかし初回に高橋が1死1塁から右中間を破られると懸命な中継プレーも及ばず先制点を奪われてしまう。矢野監督のリクエストにより実施された少し長めのVTR検証でも判定は覆らず、紙一重の差で先手を取られてしまった。2回にはソロアーチを浴びリードを広げられる。
打線もロハス・ジュニアの放った打球は通常ならセンター前に抜ける安打性のものだったが、シフト網に引っかかりショートゴロ。3回には1死から相手の失策で走者を出し、送りバントで得点圏に進めるも適時打は生まれない。苦しい時にチームを救うのが4番の仕事。4回に大山が一発をライトスタンドにを放った。
「しっかり打席の中で攻めていった結果がホームランになって良かったです」
前日に20号アーチを描いたばかりの主砲が2試合連続となる本塁打。この一打を猛攻のきっかけにしたいところだったが5回には高橋が痛打を浴び、逆に1-4と離されてしまった。
それでも3点を追う7回に見せ場を作る。マルテと糸原の安打で走者をため、2死1、3塁から島田が四球を選ぶ。ヤクルト先発の奥川は7試合連続無四球の好投を続けていたが猛虎打線のプレッシャーにより記録はストップ、降板に追いやった。2死満塁で打席には代打の糸井。1走の島田は俊足の持ち主で外野の間を抜ければ同点が狙え、一発が出れば逆転となる。ファンの誰もが声援を送ったこの場面で、しかし超人のバットから快音は聞かれない。
リードされる展開の中でも馬場が3つの三振を奪い2回をパーフェクト、小林もピンチを招きながらも踏ん張った。必死の継投でつなぎ、9回表は3点ビハインドながら守護神のスアレスが投球練習を開始する。3番のマルテから始まった攻撃に望みを託したが奇跡は起きなかった。
厳しい状況に立たされたことは事実だがやるべきことは変わらない。明日は秋山の巧みな投球術でヤクルト打線の勢いを止めたい。