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待望の佐藤輝弾で望みをつなぐ

前日の価値ある引き分けにより首位ヤクルトとのゲーム差は0。頂点への道筋が見えてはいるが大山も近本もいない打線は相手バッテリーから見て迫力不足は否めない。シーズン最終盤に優勝の可能性を残しながら苦しい状況に立たされた。そんなチームを怪物ルーキーの豪打が救った。

2回、木浪とロハス・ジュニアの連打で走者をため佐藤輝に打順がまわる。1ボール2ストライクに追い込まれながら高めの球を振り抜くと高く舞い上がった打球はライトスタンドに飛び込んだ。

「先制したい場面だったのでランナーを還せるようにと心掛けて打ちました。しっかり捉えることが出来たので良かったです。久しぶりだったのですごい気持ち良かったです」

8月19日以来となる待望の一発は試合の中で大きな意味を持つ3点本塁打。外野手が追うことを諦めるほどの特大弾で先制に成功した。

佐藤輝は1死1、2塁で迎えた4回の第2打席でもライトへ安打性の鋭い打球を放つ。この打席も追い込まれてから対応力を見せており、第3打席では相手の制球ミスではなくしっかり見極めて四球を選んだ。状態は確実に上向いている。

左打ちのルーキーに負けじと左投げのルーキーも持ち味を発揮した。2桁勝利に王手をかけている伊藤将は広島戦3試合に登板して2勝0敗、防御率0.95と結果を残している。この日も2回にソロアーチこそ浴びたが安定感あるピッチングで5回まで1失点で試合を作った。

6回に得点圏に走者を置き、被弾した広島の坂倉を迎えたところで降板したが「今日はランナーも多く出してしまいましたが、その中で最少失点で抑えられたことは良かったと思います」と先発の役割は十分に果たした。

2点リードの6回2死2塁では及川を投入。この大事な場面を任せられるまでに首脳陣の信頼を勝ち取った高卒2年目左腕は坂倉をレフトフライに打ち取り、起用に応えた。

7回には相手守備の乱れにつけ込んで1死1、3塁とすると1走の中野が30個目の盗塁を決める。2、3塁としてから糸原がセンターへ犠牲フライを放ち、欲しかった追加点を奪う。8回にも坂本の2点適時3塁打と島田のスクイズで3点を追加、リードを6点に広げ勝利をグッと引き寄せた。

点差が開いたことで岩崎、スアレスを温存したまま逃げ切りに成功。26日に甲子園で行われる今季最終戦が面白くなってきた。