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左右のエース対決は悔しい完封負け
CSファーストステージ初戦、日本一へと続く道の先陣は若き左腕エース、高橋に託した。
高橋はレギュラーシーズンの巨人戦では16回を無失点、三振は24個奪っている。最強の巨人キラーはこの日もボール先行となった立ち上がりでさえ2奪三振で三者凡退、圧倒的な投球を披露した。
2回と3回も走者を許さず、4回に1死から初安打を浴びたが次打者を併殺打に打ち取り、結果的にはこの回も3人で片付けた。序盤から力を込め無失点投球を続けていたが5回に1死1、3塁から適時打を浴び先制を許すと6回にも2点を失ってしまう。
打線は巨人先発・菅野の前に沈黙していたが中盤にきっかけをつかむ。5回に先頭打者のマルテがチーム初安打を放ち、6回にも先頭の坂本が死球を受け出塁した。菅野攻略の足掛かりは作ったが、5回は木浪の放った鋭い打球もロハス・ジュニアの放った大きな飛球も外野手のグラブに収まり、6回は中野の2塁打でチャンスを拡大させたがホームが遠い。
3点ビハインドで迎えた終盤はリリーフ陣の踏ん張りに期待されたが8回に追加点を奪われてしまう。それでも9回は斎藤が150km/h台後半を連発するパワーピッチングで無失点に抑え攻撃に流れを作った。4点を追う最終回の攻撃は近本から。まずはチャンスメイクが本職の3番打者が四球を選び出塁する。マルテと糸原は倒れたものの代打の大山が初球を捉え望みをつなぐ。2死ながら走者をためて巨人バッテリーにプレッシャーをかけ、ロハス・ジュニアの四球で満塁とした。一発が出れば同点の場面で代打・原口は鋭い打球を放ったが不運にもサード正面のライナーとなり、劇的な逆転サヨナラ勝利とはならなかった。
初戦を落とし不利な立場に立たされたが崖っぷちの状況で驚異的な粘り強さを発揮出来ることはシーズン終盤に実証済み。矢野監督は「負ければ終わりですし、勝って次にどう持ち込むかそれだけ考えてやり切っていきます」明日の試合は最多勝と最高勝率に輝いた青柳を先発マウンドに送り、対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込みたい。